毎週土曜日放送のラジオ番組「中居正広 ON & ON AIR」(ニッポン放送ほか)。4月3日の放送では、中居さんが番組スタッフと自身の司会業について触れる場面があり、ネットで反響を呼びました。
■中居正広、赤裸々に明かした"司会論"!
夜11時からは
【#中居正広_ON_and_ON_AIR】独立1周年✨️今週はフリートークです。
「スタッフ」って、どういうことでしょう?中居くんへの質問はおハガキで
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「#中居正広 ON & ON AIR」#サムガ #smap #中居ヅラ#stayhomehttps://t.co/JenRpJDTbo— ニッポン放送 (@1242_PR) April 3, 2021
今年3月11日に放送された音楽番組『音楽の日』(TBS系)について触れた中居さん。この音楽番組は、東日本大震災が発生した2011年の夏から放送がスタートしており、今年で10年という節目を迎えました。
中居さんはこの番組でTBSアナウンサーの安住紳一郎さんと一緒に司会を務めていることもあり「あーなんか意味があるのかな、意義があるのかな、なんか届くものがあるのかなーなんて」としみじみと振り返ります。
さらに「自分が(番組に)出ていてこういうこと言うのは気持ち悪いですけど...あの、すごく良かったんですよ。『音楽の日だ』っていうね」と、感慨深い様子で語った中居さんは、番組スタッフのことについても話題に挙げました。
『音楽の日』のスタッフは、番組がスタートした1年目から携わっている人もいれば、それ以前の違うバラエティ番組で一緒になった人もいて、中居さん曰く「気心知れてるスタッフ」だったそうです。
とは言え1年に一度の特別番組。「毎週毎週やってることじゃないから、なかなかこう『じゃあ次に活かす』って言っても1年前だから忘れちゃったりだとか『どうしよっか、あーしよっか』って」と、試行錯誤を繰り返し、番組制作に励んだと言う中居さん。
今年放送した『音楽の日』を「すごく良かった」と評価したことについて「僕は音楽番組、音楽の司会としてこう一番今年、こうなんつーんだろ。こう目立たなかったっていうの?わかりやすく言うと。...が良かったんですよ。わかりやすく言うと。もうちょっと(他に)表現あるんですけど。僕の音楽番組の理想がなんかこの10年でできたなーっていうね」と、笑いながら語りました。
■10年目で『音楽の日』理想の形に。「それ今回ちょっとやめましょうか」
"司会者の自分が目立たなかったことが、自分の音楽番組の理想"ともとれる語りをした中居さん。その後、スタッフと交わした番組の裏側についても触れました。
長時間にわたって放送される『音楽の日』では、過去の放送を振り返ると、アーティストの歌唱シーンの中でカメラマンが中居さんと安住さんにカメラを向けるシーンもありました。
しかし今年の放送では「それ今回ちょっとやめましょうか」と提案したという中居さん。「今回はちょっと10年なんか...んー意味のある、意義のある番組にするにあたって、この細かいことの積み重ねですけども、ちょっとなんか俺と安住カメラで抜くのって...」と、スタッフに自分の意思を伝えたところ、番組スタッフも「あーあのーそうしようと思ってましたー」と、同じ考えだったとのこと。
また、台本では曲と曲の間にも中居さんと安住さんがステージに立ち、アーティストに話を聞いたり次の曲紹介をしたりするといった段取りがあったそうですが、これについても中居さんは「これさぁでもちょっと俺らいらないんじゃない?みたいなね。ちょっと邪魔くさくないかなぁって」と意見したと言います。
「ここでなんか僕たちが、俺らがなんかわざわざステージ行ったりだとか、MCの席で『歌唱どうでしたか』って『続いての曲どんなですか』っていちいちこれ止めてたら...んーなんか、アーティストの思いっていうか、テレビを見てる人へ届けるにあたってそこ邪魔じゃないかなーみたいな」と語った中居さん。
自分たちのことを中居さんらしく"邪魔"と表現しましたが、その後アーティストの方々にも相談し、実行した結果「良かった。すごく良かったんですよ」と、満足のいく番組が出来上がったと話しました。
■中居正広「それが何よりやっぱ嬉しい」番組に向ける思い語る
クイズ番組やトーク番組、スポーツ番組など、司会者としても多岐に渡って活躍する中居さん。その全てにおいて司会者としての立ち位置は違うのだと言います。
音楽番組の司会については「もうほんとにオープニングとエンディングだけでも僕は、本っ当に大袈裟に言えばそれでもいいぐらいですよ」と語ります。
「ちゃんとアーティストの皆さんが、その3分なり4分なり5分なりね、1曲の中でしっかり思いを伝えれる環境を整えることができたのかなーって」と、10年目にしてようやく自分の理想の音楽番組に近づけたと安堵しているようでした。
しかし、理想の形に近づけた一方で「だから改めて思うよね『あー今まで出過ぎたなー』とか」と、笑いながらこれまでの司会業を振り返った中居さん。
最後は「だからなんかこう、僕は『中居くん良かったね』『中居さん素晴らしかったね』ってより『あの番組良かったね』がやっぱり嬉しいですよね。それが何よりやっぱ嬉しいんだよな。その志はね、今後も変わらないんじゃないかなと思いますけども」と、優しく語っていました。
■中居正広の司会論にファン感激の嵐
ネットでは「やっぱりカメラで抜かないのは言ってたんだね」「音楽の日すごく良かったよ。スタッフの本気感じた」「とても思いが伝わりました。すごく良かったです...」「音楽の日、10年目に相応しい本当に素敵な番組だった」と、実際に番組を観たリスナーからの感激したという声が続出。
さらに「ほんとに色々考えてくれて番組制作しているんだね」「そういう貴方だから番組を仕事を一緒にしようと声をかけてくれるのだろうな」「本当番組を大事にしてるのが伝わってくる」と、中居さんの仕事や番組に対する姿勢を讃えるファンの声も上がっていました。
さまざまな経験を積んできた中居さんだからこそ、人一倍一つ一つの番組を大切にしているのが伝わってきた回となりましたね。
そんな中居さんから紡がれる"司会論"に、感銘を受けたファンも多かったようです。
【番組情報】
中居正広 ON & ON AIR
https://radiko.jp/#!/ts/LFR/20210403230000
(文:椎七みつばち)