5月17日放送の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)では、お笑いコンビ・ミルクボーイの駒場孝さんと内海崇さんがゲストとして登場。ミルクボーイが「M-1グランプリ」で話題になった「コーンフレーク」ネタの誕生秘話を明かし話題を集めました。
(画像:時事通信フォト)
■ミルクボーイ・駒場を叱咤激励したのはあの先輩芸人
今回も先週に引き続き「M-1グランプリ2019」の王者・ミルクボーイの駒場孝さん、内海崇さんが先生として登壇。番組では、2010年に「M-1グランプリ」が終了したことで、早くから才能を見せていたミルクボーイが迷走してしまったことが明かされました。
漫才へのモチベーションを失っていた矢先、2015年に「M-1グランプリ」が復活。そうした中、駒場さんは海原やすよ・ともこさんから「ミルクボーイ昔は面白かったって聞くけど最近ちゃんと漫才してないよな」と指摘されたことがあるそうです。
叱咤激励を受けた駒場さんは内海さんを喫茶店に呼び出し話し合いをすることに。お互いに思いを伝え合った結果、駒場さんは先輩の飲みのお誘いを断り、内海さんはネタ合わせ中のギャンブルをやめるなど漫才への情熱を取り戻しました。
練習の成果もありミルクボーイ は2016年の「M-1グランプリ」から3年連続で準々決勝に進出するなど一定の結果を出します。しかし、「M-1グランプリ2018」では後輩の霜降り明星が優勝しました。
大いに刺激を受けた駒場さんは「2019年、僕達の課題は明白でした。『オカンが忘れた漫才』は自信があるのであとは全国どこでもさらに幅広い年代に理解してもらえるテーマを選ぶことでした」と全国どこでもウケるテーマを探すために全国ツアーを開催したと明かします。
■ミルクボーイ、M-1史上最高点ネタ『コーンフレーク』誕生秘話を明かす!「あるあるが山ほど…」
そうした中で、大阪の劇場で見つけたテーマが「コーンフレーク」。話を聞いたオードリー・若林正恭さんが「これは思いついた瞬間どういう感じだったの?」と質問します。
すると、内海さんは「これはそれこそ漫才ブームっていうイベントが次の日に迫ってて、ネタ3本出来てたんですけど、1本『人魚』っていうネタがあって、オカンが昔なりたかったやつ『人魚』『人魚ちゃう』みたいな、なんか上手くいってなかったんですよ」と当時を振り返ります。
続けて、内海さんは「で、どうする人魚で行く?どうする?みたいな時に一緒に喋ってたそれこそオープニングアクトで一緒に網タイツになってやってた後輩が『最近ダイエットしてるんです』って。で、何でダイエットしてんのって言ったら『コーンフレークダイエット』してるんですって言うたんですよ」とコメント。
この時は特に「コーンフレーク」は気に留めなかったミルクボーイ。しかし、空き時間に2人でネタ合わせをした時に2人は「コーンフレーク」の話で盛り上がりました。
駒場さんは「コーンフレークについて語り合ってたらあるあるが山ほど出てきたんですよ。ホンマにあっという間に出来て、1時間ぐらいで出来た」と後輩の何気ない一言がヒントとなり「M-1」史上最高得点を叩き出した名作「コーンフレーク」が誕生したそうです。
内海さんは「それこそ最後のトリの漫才、3本目でやったんですよ。これでライブ終わりっていう漫才やったんですけど、お客さんが幕閉まってもザワザワしてるだけやった」と初披露の時から「コーンフレーク」は大ウケしたとのこと。
「コーンフレーク」誕生秘話を聞いた若林さんは「すごい話だなぁ〜!」と感嘆の声をあげるのでした。
■ミルクボーイの出演に反響
今回の放送について、ネット上では「ミルクボーイ回面白かった。はっきり聴き取りやすく万人にわかりやすいコンフレーク漫才はいつも面白い」「めちゃよかった M-1のコーンフレークほんと面白かったもんなあ」「漫才完成までの設定やネタの試行錯誤その道のりがわかりおもしろかったー!聞き手の共感大事なんですね」などのコメントが上がっています。
試行錯誤を重ねて名作「コーンフレーク」を世に出したミルクボーイ。その裏話は多くの人を惹きつけたようです。
【番組情報】
しくじり先生 俺みたいになるな!!
https://abema.tv/video/episode/88-77_s1_p98
(文:かんだがわのぞみ)