1月25日放送の「マツコ会議」(日本テレビ系)では、コスプレイヤーが殺到するという栃木県のコスプレ旅館から中継。マツコ・デラックスさんがコスプレに対する持論を語り話題となりました。
(画像:時事)
■コスプレイヤーが殺到する旅館から中継
マツコ会議ご視聴いただきました皆様、ありがとうございました!コスプレ歓迎旅館は随時ロケ地を拡大、他には無いスペシャルな撮影ができるイベントを企画しながら皆様のお越しをお待ちしております#石川荘 pic.twitter.com/zn1cZ1gkTr
— コスプレ歓迎旅館 石川荘 (@ayaxmix) January 25, 2020
今回の中継先はコスプレイヤーが殺到するという栃木県那須町の老舗旅館「石川荘」。早速、コスプレ姿で出迎えてくれた女将に話を聞くと、売り上げ向上のために3年前から"コスプレプラン"を用意したそうで、コスプレ撮影が目的の宿泊では一般客よりも料金を安く設定しているとのこと。
さらに、若女将が地元の自治体と掛け合い観光名所の「乙女の滝」などでコスプレイヤーが撮影出来るようにしたことで、さらに人気を集めていることを明かします。他にも、旅館内には和室を利用した簡単な撮影スタジオも用意されており、天気が悪い日でも撮影が可能。
また、那須の土地柄は避暑地と知られているため、冬の間は閑散期にあたります。しかし、幻想的な雪をバックに撮影出来ることもあって「うちはコスプレイヤーさんのおかげで1〜3月くらいまでは週末コスプレイヤーさんでいっぱい」とこの旅館は冬も繁盛していると語りました。
■マツコ、コスプレ文化に「特殊なんだって見方はもう古いわよね」の名言!『オタクにとって救い』と話題に
番組ではロールプレイングゲーム「Fate/Grand Order」に登場するキャラクターになりきってコスプレをする女性2人組にインタビューを実施。
衣装について女性は「学校で習った家庭科の延長で、何回も作って、作り直しての繰り返しです」と、創意工夫を凝らして自分で制作していると話しました。
すると、マツコさんも昔は自分で衣装を作っていたこともあって「コスプレの人たちは、何か共通するものを感じる」とコメント。
さらに、マツコさんは「そろそろね、アニメとかコスプレとか、オタク系のものをね、そっちが特殊なんだって見方はもう古いわよね。もう、スタンダードなんだって前提で語らないと。テレビってよくやりがちじゃない、すごく特殊なものですよとこういう人たちをくくるじゃない。普通よ、普通」とコスプレに対して偏見を持つ時代ではないと語りました。
また、マツコさんは「こういう(コスプレ)旅館が出てきてもおかしくない。コスプレ旅館って聞いただけで、またちょっと変わった人たちが次々と登場して混乱するんじゃないかと思っていた自分が浅はかだった。普通の人が普通に楽しむ趣味としてあるわけですよコスプレは」と、今回の取材を通じてコスプレへの考え方が変わったことを明かします。
マツコさんの言葉にはネット上で、「いや、マツコさんのコメントに本当に感動した。コスプレは特殊な趣味って考えはもう古い。コスプレはどんどん根付いてて普通になりつつある時代」「マツコ会議のコスプレ回がめっちゃバズってるけど、コスプレはもう一般的な趣味ってことなんだろうなーと。この趣味を胸を張っていられる時代なんだなと」「マツコ、最後にオタクにとって救いの名言を放ってて好き……」などのコメントが上がっています。
普段は働いていて週末など趣味としてコスプレを楽しむのはもう普通のことで、物珍しいものとして扱うのは古いというマツコさんのコメントは刺さるものがあったのではないでしょうか。
(文:かんだがわのぞみ)