絶賛放送中のNHK連続テレビ小説「まんぷく」。物語も10週目に入った12月7日放送の第59回では、反乱の容疑で捕まった立花萬平(長谷川博己)達だけでなく、萬平の妻・福子(安藤サクラ)と、義理の母・今井鈴(松坂慶子)が事情聴取されることに。中でも、鈴を演じる松坂慶子さんの強烈なキャラが話題を集めています。
進駐軍に事情聴取されることになった福子&鈴
源義経…牛若丸…す、鈴さん…?
だ、大丈夫、萬平さんや社員を思う気持ちは伝わったはずです!#まんぷく #朝ドラ #松坂慶子 #武士の娘 pic.twitter.com/lPNuUZAXOa— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) 2018年12月6日
魚を捕まえるために使用した手榴弾の爆音を通報され、進駐軍に対してクーデターを計画した容疑となった立花萬平(長谷川博己)達、「たちばな栄養食品」のメンバー。取り調べは、萬平の家族にまで及び、妻・福子(安藤サクラ)と、義理の母・今井鈴(松坂慶子)の事情聴取されることになります。取調室に現れた、ジョナサン・メイ(ブレイズ・プラント)軍曹が鈴を尋問することに。娘の夫・萬平は信頼できると語り始めた鈴ですが、話は脱線して「私は武士の娘だから」といつもの決め台詞をメイ軍曹に伝えます。すると、続けて鈴は「源義経はわたくし達のご先祖様です。アメリカ人のあなた方はご存じないでしょうが、義経は幼名を牛若丸と申しまして…」と取り調べとは全く関係のない、源義経の話を延々と語り続けることに。さすがに、メイ軍曹も「マンペイタチバナノことを話してください」と丁寧に鈴に説明しますが、完全無視で源義経について語る鈴を演じる松坂慶子さんのクセの強い演技が話題を集めることになります。
I testify as an employee of the Tachibana Engyo, and as the wife of the President,
(私はたちばな塩業の社員として、社長の妻として証言します。)
that Manpei Tachibana and his employees are innocent.
(立花萬平にも社員たちにも一切罪はありません。)#まんぷく #朝ドラ #安藤サクラ pic.twitter.com/2JqBbXIfgU— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) 2018年12月6日
メイ軍曹を困らすキャラの濃すぎる面々!
僕をつぶしてみろ。
世界の損失や。
ロストワールドや!K.Sera#まんぷく #朝ドラ #桐谷健太 #まんぷ句? pic.twitter.com/53ZjmgDgwI
— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) 2018年12月4日
ご先祖様が源義経と語り続ける鈴も強烈ですが、萬平の周りの人間はキャラの濃い面々が勢揃い状態。萬平とは仕事のパートナーで、「たちばな栄養食品」になる日本軍の旧武器製造工場跡地を紹介したことで収監された世良勝夫(桐谷健太)。取調べを受けることになった世良は悪びれることもなく、「僕をつぶしてみろ。世界の損失や。ロストワールドや!」と言い放ち、自分も萬平も無実であることを伝えます。
牧さん、ありがとうございます!
大阪歯科医師会の理事とは、ご立派になられて!
ひげもお似合いです!#まんぷく #朝ドラ #牧善之介 #浜野謙太 pic.twitter.com/ch0QDTeeOt— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) 2018年12月5日
さらに、大阪歯科医師会の理事となった牧善之介(浜野謙太)、ちんどん屋になった加地谷圭介(片岡愛之助)も萬平の無実を訴えます。取調べをする進駐軍も困惑顔になるどれも個性強すぎるキャラに連日反響が寄せられることになりました。
「立花萬平くんはあ、悪くなあーーーい!」
萬平さんの思いを受けて、自分の人生の主役として再生した加地谷さん。ビラには萬平さんへの感謝の気持ちがこめられています。加地谷さん、ありがとうございます!#まんぷく #朝ドラ #片岡愛之助 #ラブリン pic.twitter.com/xSCwfDVU6m
— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) 2018年12月5日
SNS上には「頑張れメイ軍曹」の投稿も!
御婦人に対して、丁寧に対応するも『マジ頼むわ』と手まで合わせて静かに懇願するメイ軍曹。
だが、武士の娘には伝わらない。
頑張れ、メイ軍曹。
#まんぷく— 妙春 (@myoshun) 2018年12月6日
武士→源氏→源義経→牛若丸……
がんばれ!メイ軍曹!!
— 甘栗 (@miso_amaguri) 2018年12月6日
今日の #まんぷく で初めて鈴さんに「行け行け行け行け武士の娘源義経の子孫戦法行け行け」って思ったわ。
— issa (@issssssa69) 2018年12月7日
SNS上にも、「武士の娘源義経の子孫戦法行け行け」など、口うるさいことも多かった鈴の源義経先祖説が進駐軍に効果的だという声があがっています。また、手を合わせてお願いするなど、礼儀正しいところもあり、キャラの濃すぎる相手ばかりから話を聞くことになったメイ軍曹には「がんばれ!」という声もあがっていました。最後は、福子の感動的な手紙で締めくくりましたが、萬平の無実を訴える面々はキャラ強すぎて、適役であるはずのメイ軍曹を逆に応援したくなる逆転現象が起こっている模様。「まんぷく」は、キャラの濃い脇役の活かし方が秀逸な作品で、その部分も楽しめる作品。これからの展開も楽しみですね。(文:かんだがわのぞみ)