10月2日放送の「アナザースカイⅡ」(日本テレビ系)では、女優の北乃きいさんが登場。女優人生の転機となったという映画「ハルフウェイ」(2009年)の舞台となった北海道・小樽を訪問、その様子が話題を集めました。
(画像:時事通信フォト)
■北乃、転機となった映画『ハルフウェイ』の思い出をロケ地・小樽で語る!
「ハルフウェイ」について、北乃さんは「自分のお芝居の考えを変えてくれた作品ですかね」とコメント。
「ハルフウェイは、ほとんどのシーンが出演者のアドリブで撮影された作品。
このことについて、北乃さんは「自分から出た言葉で進んでいく、自分の行きたい方向に行ったら、カメラマンさんも付いて来てくれる環境が、今思えばすごく贅沢で。フィルムだったんで、フィルムチェンジまでカットがかからない。フィルムいっぱい使っていいっていう」と話し、当時の思い出を回顧。
続けて、北乃さんは「今までドラマとか映画で演じさせていただいた現場とは、もう、全く異なるものだったので」と、この作品の撮影は貴重な体験だったことを明かします。
■北乃「この世にない言葉ですね」
きいちゃんのアナザースカイ泣けた。懐かしさときいちゃんの言葉に泣けた。あの時、まだ、16歳の彼女を私は、ちゃんとフォローしてあげられてたかなあ。あの瞬発力に助けられてたよな…。あ、ハルフウェイ、ぜひ見てみて。とても不思議な映画です^ ^。脚本監督だけでなく、主題歌作詞もしています!!
— 北川悦吏子 (@halu1224) October 2, 2020
映画のタイトル「ハルフウェイ」は、北乃さんが英単語の「halfway(ハーフウェー)」を間違えて発音してしまったことがその由来。
そのことについて北乃さんは、「私は当時、なんで(ハルフウェイと)発音しちゃってるんですかね。"L"を発音してハルフ…ハルフウェイで、岡田(将生)さんが爆笑して、スタッフもさんも笑ってて、『えっ!? 合ってますよね』みたいな感じで言って、OK出ちゃったんですけど…。それがこの映画のタイトルになっちゃいましたね。(監督の)北川悦吏子さんが気に入ってくださって」とコメント。
続けて、北乃さんは「本当の題名が『だけど、それはまだ物語の途中…』っていう題名だったんですけど、その『途中』が偶然…。『ハルフ』って読むぐらいなので、『途中』の意味それがわかってないんですけど、偶然開けて出したところが『途中』。これいい!ってなって使ってもらって、この世にない言葉ですね」と、偶然から生まれたこの言葉を気に入っていることを明かしました。
今回の放送にはネット上で、「北乃きいちゃん10年ぶりのアナザースカイ出演。『ハルフウェイ』好きで今でもたまに見てるし全てがアドリブで自然すぎる演技も好きだった」「めっちゃ久しぶりにハルフウェイのラストシーン見たけど、あれはやっぱ邦画史上でもかなり良い。切ない」「広瀬アリスが北乃きいの『ハルフウェイ』を好きだという反応が素晴らしかった。本物」などのコメントが上がっています。
北乃さんが思い出の作品「ハルフウェイ」のロケ地を巡り、映画の思い出を話した今回。
「ハルフウェイ」という言葉の響きが、この映画にピッタリなタイトルだと実感できたのではないでしょうか。
【番組情報】
アナザースカイII
https://tver.jp/corner/f0058391
(文:かんだがわのぞみ)