毎週日曜放送の「木村拓哉 Flow」(TOKYO FM他)。先週に引き続き6月のゲストに森山直太朗さんを迎え、今週は森山さんが手掛けた木村さんのソロ曲の裏話が話題となりました。
サッカーをやめて歌の道へ進んだ森山
森山さんは、音楽の道を目指す前はサッカーに打ち込み、その方面の仕事に進みたいと考えていたそうですが、大学時代にふと「このまま既に知っている楽しさを続けていていいのか?」と思ったそう。それまでは辞めるという後輩に「今やめたらこの先も全部途中で投げ出すぞ?」と凄むなど、熱血な厳しいキャラだったそうですが、次の日に「何か言うことある人?」と聞かれて「はい!辞めます!」と言ったのだそう。
このエピソードには木村さんも「嘘でしょ?(笑)」と驚いた様子。余りにも唐突だったので認めてもらえず、一人一人理由を説明して辞めることを納得させたという森山さんは、「そこを断ち切らなかったら音楽はやってなかったかもしれない。とにかくサッカーに使う時間を何か違うものに特化させたかった」と語りました。
木村拓哉ソロ曲『One Chance!』裏話?困っていたら「いいっスよ」
続いて森山さんが手掛けた木村さんのソロ曲、『One Chance!』の話題に。自身の主演ドラマ『HERO』(フジテレビ系)で森山さんと共演していた木村さんは、その時丁度SMAPがアルバムを制作しており、「ソロ曲考えといて」と言われていたそう。「俺曲作れる人じゃないし…」と困っていたところに、たまたま森山さんと2人だけになった待ち時間があり、「あっ!目の前に座ってる人が(曲作る人)!って思った」のだとか。
曲制作を頼んでみると「あ、いいっスよ」とあっさりOKしてくれたという話に森山さんも「(当時の自分)軽いっすね(笑)」と笑っていました。その後「ホントにいいの?」と聞く木村さんに「だからいいっスよ」と軽い返事を重ね、2週間もしないうちに作ってきてくれた2曲のうちの1つが『One Chance!』なのだそうです。
森山直太朗が二つ返事でOKした理由とは
「この話にはミソがあって」と今度は森山さんサイドで語られます。森山さんが右も左もわからなかったというドラマの現場。『HERO』主役である座長・木村さんは、個人の控室ではなく、出演を待つ演者やスタッフがいる"前室"にずっと居て、スタッフ等と雑談をしている姿を見て、森山さんもずっとそこにいたのだそう。
「その待ち時間の雰囲気が好きで。ずっとベラベラ話しているような会話の流れで引き受けたことだったので、特に断る理由がないなと」と森山さんは二つ返事でOKをしたのだそうです。「『食堂行く?』『いいっスよ』『曲作ってくれる?』『いいっスよ』っていう。(笑)並列だったんですよね」との言葉に木村さんは大笑い。
「他の方に、まして木村さんに作らせていただくというのは非常に作り甲斐があることで。自分にはないポップさとか、色んな可能性があるなと思って(作りました)」と語る森山さんに、周りの反響がとても良かったと話す木村さんは「本当に『直太朗、ありがとう』って思った」と当時を振り返りながら、曲が流れてエンディングとなりました。
放送を聞いたファンからは「『One Chance!』流れるかなって期待してたけど当時の話まで聞けるとは!」「『One Chance!』は本当に木村くんにぴったりの歌」「聴けて嬉しすぎる!とっても好きな曲」など喜びの声が多数上がりました。
1ヶ月同じゲストの話をじっくり聞けるのがこのラジオのいいところ。次回も楽しみですね。今回の放送もタイムフリーで聴けますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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(文:アイドル担当ライター ゆず)