毎週日曜放送の「木村拓哉 Flow」(TOKYO FM他)。杉咲花さんをゲストに迎えて最終回となる8月17日の放送では、木村さんと杉咲さんがリスナーからの悩み相談に自身の体験談を交えながら回答し、話題を呼びました。
木村拓哉の話をうまく引き出す杉咲花に「聞き上手!」と称賛の声
今回は、リスナーからのメッセージをもとにトークがスタート。
1通目のお便りは、「ドラマや映画を見るときに、どうしてもストーリーに集中できない」というお悩み相談でした。
台詞の入るタイミングやエキストラの演技、小道具に注目してしまい、物語に入り込めないという悩みについて、杉咲さんは「どうやって撮ったんだろうとか、すごい(撮影が)大変だったんだろうなと思うことはある」と話し、さらに「木村さんは普段、ドラマとか舞台とか見られていて、気を取られることってありますか?」と、自然に質問を投げかけます。
これに対し木村さんは、「立ち回りとかアクションは、たまに見ちゃう」と回答し、特に注目してしまうアクション監督について、自身の経験も交えながら語りました。
木村さんの経験談を聞きながらも、杉咲さんは「なるほどですね」「何(の作品)でご一緒されたんですか?」など、絶妙な相づちを打つ様子にネットでは、「花ちゃん聞き上手!」「花ちゃん、相づちも話の受けや振りもうまいなあ」「素直だし、木村さんと話してても全然、年齢差を意識させないやり取りがすごい!」など称賛の声が上がっていました。
木村拓哉、緊張する間を与えない「You、やっちゃいなよ!」の威力を語る
続いてのお便りは、極度の恥ずかしがり屋で悩んでいるという男性からの相談でした。
メッセージを聞いた杉咲さんは、「木村さんは、緊張されることはもうないですか?」と、ここでも木村さんに絶妙なパスを渡します。
これに対し木村さんは、「(緊張することは)あまりない」と答え、事務所に入所した当初から、故・ジャニー喜多川社長に「(緊張する前に)You、やっちゃいなよ!」と言われ続けてきたというエピソードを語りました。
この、緊張する間を与えないジャニー社長の指導は、1989年の蜷川幸雄さん演出の舞台に関しても同じようにあったようで、木村さんは、社長から「You、来てよ」の一言で青山の喫茶店に呼び出され、蜷川幸雄さんと初対面を果たしたときのことを話していました。
杉咲花が緊張ほぐし術を披露「みんなも同じように緊張しているから…」
また、杉咲さんは学校のスピーチなどで緊張したときに「(周りを見ると)みんなも同じように緊張しているから、自分がスピーチした内容なんて覚えていないかも」と思えたことで緊張しなくなった、と自身の経験からアドバイス。
さらに木村さんも、「自分を律するという形での緊張は悪くないけれど、自分に負荷がかかるような緊張は良くない」と話していました。
ふたりからのアドバイスを受け、ネットでは「ジャニーさんの言葉は、多くの少年を羽ばたかせたよね!」「木村くんを蜷川さんに引き合わせて下さり、やっちゃいなよと言って下さって、ありがとうございます」「花ちゃんの緊張ほぐし術のアドバイス、よかった!」などの声が上がっていました。
「いちパーソナリティーとして」も実力を見せた杉咲花のトークに絶賛の声
3週にわたって放送された木村さんと杉咲さんのトークセッションも、今回で最後。
エンディングで木村さんが、「(杉咲さんは)いちパーソナリティーとしての印象もあった」と話したように、木村さんからの投げかけだけでなく、反対に杉咲さんが木村さんに質問をすることで様々なエピソードを引き出す場面も多かったのが印象的でした。
杉咲さんは、同番組と同じ曜日、同じラジオ局で『杉咲花のFlower TOKYO』(TOKYO FM他)という自身のラジオ番組を持っているだけあって、今回はゲストとしての立場とパーソナリティーの立場の両方を、見事に担っていたのではないでしょうか。
ネット上でも、「木村さんと花ちゃんの息の合ったトークが心地よかったし、いろんな話が聞けて楽しかった!」「花ちゃんと拓哉キャプテンのトーク、笑い声いっぱいでほっこりする。『無限の住人』の万次と凛の会話を聞いてるみたいだった」などの声が多数上がっていました。
木村さんによると、8月4週目となる次回は「(リスナーの)みんなからのメッセージをたっっっぷり紹介します!」ということなので、来週の放送も楽しみですね。
今回の放送もタイムフリーで聴くことが出来ますので、聞き逃した方はぜひチェックしてみてくださいね。
http://radiko.jp/#!/ts/FMT/20190818113000
(文:アイドル担当ライター くる美)