「ディズニー映画音楽」特集が組まれた7月7日放送の「関ジャム 完全燃SHOW」(テレビ朝日系)。この日は、ゲストとして現在公開中の映画「アラジン」のジーニー役で吹き替えを担当している声優・山寺宏一さんが登場。完全非公開のオーディションの裏話を明かし話題になりました。
「ディズニー映画音楽 BEST10」を発表
テレビ朝日「関ジャム完全燃SHOW」での、特集【#ディズニー映画音楽の秘密】の放送日が決定!🎬
放送日時:7月7日(日)夜11時10分から
※一部地域をのぞくセッションでは、ゲストの山寺宏一さんが「フレンド・ライク・ミー」を歌います🎤
ぜひお見逃しなく📺#関ジャム pic.twitter.com/PWXhJ6xnlR
— ディズニー公式 (@disneyjp) June 30, 2019
ディズニー映画の制作に携わる目黒敦さんと市之瀬洋一さん、映画「アラジン」のジーニーの吹き替えなど、ディズニー作品ではおなじみの山寺宏一さんが出演した7日放送の「関ジャム 完全燃SHOW」。
早速、冒頭あいさつから山寺さんは「ランプの魔人、ジーニーさんです〜!」とジーニーの声を生で響かせスタジオを湧かせます。テーマが「ディズニーの映画音楽」特集ということで番組では10~50代にアンケートを実施、「好きなディズニー映画音楽 BEST10」を発表します。
10位 アラジンの「フレンド・ライク・ミー」
9位 塔の上のラブンツェルの「輝く未来」
8位 トイ・ストーリーの「君はともだち」
7位 ライオン・キングの「サークル・オブ・ライフ」
6位 リトル・マーメイドの「パート・オブ・ユア・ワールド」
5位 リトル・マーメイドの「アンダー・ザ・シー
4位 ピノキオの「星に願いを」
3位 美女と野獣の「美女と野獣」
2位 アナと雪の女王の「レット・イット・ゴー~ありのままで~」
1位 アラジン「ホール・ニュー・ワールド」
「好きなディズニー映画音楽 BEST10」は上記の通りですが、納得のランキングになっています。最近の曲もランクインする中で、1940年公開のピノキオの「星に願いを」が入っているところにディズニー音楽が長年に渡って親しまれていることの証明ですね。
完全非公開の声優オーディションの裏側!歌のうまさよりもボイスマッチを重要視
ディズニー作品で話題になるのが日本語吹き替え版の声優。作品の声優はオーディションによって選ばれているそうですが、オーディションの中身は非公開。
この日は、特別にどのように声優が決めるのかが明かされました。ディズニーのオーディションは、最初にプロデューサーなどが推薦でキャスティング案を挙げ、次に劇中歌の音域にキーを合わせられるのかを、確認するためオーディション参加者の音域をチェックするのだとか。
そして、参加者に課題曲を渡して本番のオーディションを実施するというのが大まかな流れ。オーディションは1人ずつ行われ、他の候補者の名前、参加人数は明かされません。
また、審査のポイントとしては歌のうまさよりも、ボイスマッチが重要視されるとのこと。オーディション参加者の声の雰囲気が演じるキャラクターに当てはまるのかを重要視しているようです。
山寺宏一がオーディションの雰囲気を語る
この日のゲストの山寺さんもオーディションでジーニー役など、多数のディズニー作品で声優を担当してきました。
山寺さんにとって1番最初のディズニー作品は「美女と野獣」の野獣役。この時のオーディションを振り返り、「(オーディションが)厳しいのはわかっていたのでダメで元々」と臨んだそうです。
しかし、「アラジン」のジーニー役は「これは絶対に自分がやりたい役だ!」と強い気持ちでオーディションに臨んだとのとこ。また、歌録りについて山寺さんは、「アラジン」オリジナル版のロビン・ウィリアムズ(アニメ・ジーニー)さんや、ウィル・スミス(実写・ジーニー)さんのノリを再現することを重視したとコメントします。
特にラッパーのスミスさんの歌のノリを再現することには苦労したそうです。一方で、オリジナルではアメリカの有名人のモノマネが入るシーンには、日本人でもわかるように古舘伊知郎さんや美川憲一さんのモノマネを入れるなどオリジナリティを出すようにしたのだとか。
「アラジン」では美川さんの風の声を山寺さんが吹き込んでいるシーンがあり、山寺さんの声優としての技が光る場面となっているようです。
「ディズニー映画音楽」特集に反響
ネットでは、放送を見た人から、「ディズニー映画音楽の関ジャム、すごすぎない?関ジャム、えらいとこまで来ちゃってんじゃん」「昨日の関ジャム、ディズニー映画音楽特集だけどキャスティングの背景も語ってくれてる…すごい…」「とても面白かったし勉強になったー!山寺さんはやっぱり声優として役者として本当に尊敬するし憧れだなぁ」などの声があがっていました。
非公開だったディズニーのオーディションについて語るところは貴重なシーンだったのではないでしょうか。また、キャラクターとの声の相性を重視するというのは意外に感じる人も多かったのでは。山寺さんの声の苦労話や工夫についても語られ、声優の凄さを感じられる貴重な放送回となったようです。(文:かんだがわのぞみ)