菅原小春の渾身の演技に「神回」の声『人見絹枝がいる…』と感じさせた演出とは? #いだてん が話題

投稿日:2019/07/08 10:29 更新日:

7月7日に放送された NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」第26回「明日なき暴走」。この日は、日本女子初のオリンピック選手・人見絹枝の活躍が描かれ、人見を演じる菅原小春さんの演技が感動を呼ぶことになりました。

「いだてん」第26回あらすじ

1928年のアムステルダムオリンピックで女子陸上が正式種目に決定。国内予選で圧倒的な強さを見せた人見絹枝(菅原小春)は、日本人のただ1人の女子選手としてアムステルダム大会に出場しますが、プレッシャーからか金メダルが期待された100メートルで4位と惨敗。

このままでは終わられない人見は未経験の800メートル出場を大日本体育協会主事・野口源三郎(永山絢斗)に懇願することに…。

人見絹枝に女子スポーツの未来を託す二階堂トクヨ

二階堂体操塾(現・日本女子体育大学)を創立したことで知られる二階堂トクヨ(寺島しのぶ)は、日本に女子体育を普及させた人物として知られ、二階堂体操塾での教え子の1人が人見絹枝。

仁美は圧倒的な身体能力を活かして日本記録を次々と塗りかえていくも、走れば「化け物!」、跳べば「バッタ!」と陰口をたたかれるなど、規格外の身体能力にコンプレックスを抱えていました。

そんな彼女に二階堂は、「変えるべきよ!日本女子スポーツの未来を」と、アムステルダム大会に出場するべきと訴えます。恩師から日本女子スポーツの未来を託された人見は日本の女性アスリートとして初めてオリンピックに出場することになります。

人見絹枝の涙の訴え

期待された100メートルで4位と惨敗した人見。責任感の強いは人見は「男は負けても帰れるでしょうが、でも女は帰れません。負けたら、やっぱり女はだめだ。男の真似して走っても役に立たないと笑われます。日本の女子選手全員の希望が、夢が、私のせいで絶たれてしまう」と、未経験の800メートル出場を野口源三郎に涙ながらに訴えます。

人見は、恩師に「日本女子スポーツの未来を」託されたことが彼女のプレッシャーになっていたようですね。号泣しながら人見のオリンピックにかける思いを代弁する菅原小春さんの熱演が涙を誘う、今回のハイライトと言えるシーン。

当時のVTRに実況を加えた凝った演出に見応え

人見の熱意に負ける形で800メートル出場を認めた野口は、彼女のために作戦を立て100メートルのリベンジに挑みます。

人見は800メートルで銀メダルを獲得。日本女性初のメダリストになります。この800メートルのシーンは、当時のVTRと菅原さんが走るモノクロ映像を織り交ぜ、そこに、実況解説を加えた非常に凝った作りで映像的にも見応えのあるシーンに仕上がっています。

また、ダンサー・菅原さんのしなやかな肉体の躍動感も人見の歴史的快挙のシーンにリアリティを与えていました。

菅原小春の渾身の演技に「人見絹枝がいる」「神回」の声

ネットでは、放送を見た人から、「演技初心者、菅原小春さんの渾身の演技に号泣です。人見絹枝がいる…」「これまでの回でもだけど、今回も菅原小春さんの圧倒的存在感と演技力に震えた」「人見絹枝さんの人生に涙しました神回でした」などの声があがっていました。本業がダンサーで、演技経験のない菅原さんですが、涙ながらに800メートル出場を必死に訴えるシーンの演技は本当に素晴らしいと感じる人が多かったようです。

見逃し配信もあるので、見ていない人はぜひ見てみて下さいね。(文:かんだがわのぞみ)

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