6月6日、タレントの上沼恵美子さん、高田純次さんが司会を務める「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ/日本テレビ系)では、ゲストにボクシング元世界王者の長谷川穂積さんが登場。長年苦しんできた病気を告白し話題になっています。
■ボクシング元世界王者の苦悩「公表はしてなかったんですけど…」長谷川穂積が明かした病名とは?
番組では、テニスの大坂なおみ選手が精神的な負担を理由に会見を拒否した話題に。大阪選手に対する無神経ともとれる質問が紹介されると、高田さんが「長谷川さんも気分が悪い時になんか(インタビューされると)嫌でしょ?やっぱ」とゲストの長谷川さんに聞きます。
すると「5連続KOで防衛しているときは『無敵、最強、どこまで伸びるのか』って言われたんですけど、11回目に負けた瞬間に『もう引退ですか?』って言われた」と、マスコミから手のひらを返したようなインタビューをされた経験を語る長谷川さん。
上沼さんも「それが仕事といや仕事だけど、きついなー」と同情し、高田さんも「チャンピオンってのもきついね、大変だね」と続きます。
すると、長谷川さんは「僕は公表はしてなかったんですけど」と前置きし「2002年から過換気症候群って、ずっと苦しい、緊張すると苦しくなるような症状で、引退するまでずーっとそれと付き合ってきました」と告白。
驚いた高田さんが「それを負って防衛戦なんかやってたの?」と聞くと、14年間も病気と一緒に戦ってきたという長谷川さん。「だから試合中とかもずっとこう」と言い、胸を大きく上下させて苦しそうな様子を再現します。
高田さんが「それだって、誰も周りの人知らないでしょ?」と聞くと「そうですね」と頷く長谷川さん。もっとも「今引退して1年くらいしたら治りました」と、今はすでに治っているのだと言います。
長谷川さんの衝撃の告白に、上沼さん、高田さんはもちろんのこと他のゲストからも驚きの声が上がりました。
■上沼恵美子「頂点立つと酸素は少なくなる」深田恭子、大坂なおみの孤独代弁が深い
長谷川さんの話を受け「大坂なおみさんもそうだと思う」という上沼さん。そして「頂点になってくるとピラミッドだから面積も狭くなって、ただ綺麗な景色は見えるんですよね、頂上は。でも、酸素は少なくなる。息しにくくなる」と、頂点に立つ者の孤独を代弁。
「だからタレントさんも気を付けてください。頂点立つと孤独ですよ」「一人ですよ」とゲスト陣に呼びかけます。
スタジオが神妙な空気になる中、高田さんが「どうですか?方正さん」とゲストの月亭方正さんに振りますが、すかさず上沼さんが「方正さん、あなたは大丈夫でしょう!」とツッコミを入れ、スタジオは爆笑に包まれました。
方正さんが「確かにね、息苦しくなったことないんです!」「すごい泳ぎやすいんです!」と笑うと、高田さんは「すばらしい。それが才能です」とフォロー。方正さんは、上沼さんの言葉をあらためて「いや今の震えました」と振り返りました。
また、今回の放送では、大阪選手の他にも「国民的女優の苦悩大特集」と題し、女優の深田恭子さんの適応障害や、吉永小百合さんが見舞われた試練などの真相にも迫りました。
■長谷川穂積の告白に視聴者「ストレスだったんだなぁ」
ネット上では「上沼さん、トークのキレありすぎて大好き」などの声の他に「すごい緊張感やストレスだったんだなぁ」「過換気症候群しんどいよな」とトップに立つスポーツ選手や芸能人のストレスを心配する声が上がっています。
一見順風満帆のように見える有名人でも病気に苦しんでいる事実を知り、驚いた視聴者も多かったのではないでしょうか。
(文:二木もなか)