8月10日、"カジサック"こと梶原雄太さんのYouTubeチャンネル「カジサック KAJISAC」では、NON STYLE・石田明さんがゲストで登場。過去に精神的な病に悩まされた梶原さんと石田さんが語り合う様子が話題になりました。
■石田「薬飲んだら楽に…」メンタルについてカジサックと赤裸々トーク
今回「カジサック KAJISAC」に、石田さんがゲストで登場し、芸人として同期の梶原さんとお酒を飲みながら、トークを交わすことに。
梶原さんは、ここ最近、精神的に追い詰められることがあったそうですが、過去にも精神的な病を患った経験もあり、自分自身を上手くコントロールし、なんとかその危機を乗り越えたと言います。
梶原さんが「石田もさ、メンタルってそんなに強い方じゃないでしょ?」と質問すると「俺もやっぱりね、ちゃんとお薬の力も借りましたし」とコメント。
石田さんが、これまでに一番薬を服用していた時期は、M-1グランプリ優勝後で、仕事のプレッシャーなどが重なったことが原因にあったそう。
現在は、薬を飲むことはないという石田さんですが「『今この状態であの薬飲んだら楽になれるのかなぁ』とか、ホンマに極稀によぎったりする」と、今でも精神的に追い詰められる時があると告白。
すると、梶原さんが「そういう時にお前、俺に電話してこいよ!」と熱くなり、「やっぱ経験してるから、俺分かるからさ」と、自分を頼ってほしいことを伝えました。
■石田「マイナス思考は、防衛本能がすごいだけ」
梶原さんは、未だに石田さんが薬に頼りたくなる瞬間があるこという事実に、ショックを受けたと言います。
薬を飲むことは悪い事ではないと踏まえた上で、梶原さんが「こういう人が側にいるってけっこうええで!」と、再度自分に相談してほしいとアピール。
続けて「カウンセリングもできると思ってるぐらいやもん、何よりも説得力があると思うんですよ、俺経験者やから」と、同じ立場となって話を聞くことができると説明します。
梶原さんの言葉に納得した石田さんが「世の中の啓発本って、ほとんどハマらへんのよ。それは、元々ポジティブな人が書いてることが多いから、そこの入口におらへんから分からへん」とコメント。
さらに「だから、井上の『スーパー・ポジティヴ・シンキング(〜日本一嫌われている芸能人が毎日笑顔でいる理由〜)』っていう本なんて、クソなわけですよ」と、相方の井上裕介さんの書籍をいじり、笑いを誘いました。
石田さんが「ネガティブとかマイナス思考っていうのは、結局は防衛本能がすごいだけなんですよ」と話し、今では、防衛本能を才能と思うと、気楽に構えられるようになったと語りました。
■石田とカジサックのトークに「救われた」と視聴者から感謝の声
薬が常に自分の手元に無いと不安だったという石田さんは、妻から「私が持っといてあげるわ」という助言から、少しずつ気持ちに変化が現れたのだそう。
妻は「私、何があっても電話とるから」と、石田さんを安心させ、薬が必要となればいつでも電話すればいいという思いが徐々に薬の依存ではなく、奥さんへの依存に変わっていったとのこと。
そのエピソードに梶原さんが「泣きそうやねんけど、俺。なんやねんこの素敵な話」と、石田さんの妻を褒めたた後「もう一個の薬を持っててくれる人間が横にいるな」と、再度自分を頼って欲しいとコメント。
梶原さんの説得は続き「任せてくれって、石田、騙されたと思って…」と熱弁する中、石田さんが「ちょっとまって、俺、今病んでる設定になってるけど、病んでないから!」とツッコみ、その場は爆笑となりました。
ネット上では「"防衛本能がすごいだけ"。この一言で心が凄く救われた気がする」「100の友達より1人の親友が居てくれるだけで心が強くなる。2人を見てると強く感じた」「マイナス思考も悪くないんだなと思わせてくれた石サック、ありがとうございます」などの声が上がっていました。
石田さんに必死に寄り添おうとする梶原さんと、病のことを赤裸々に話してくれた石田さん。2人の友情の深さが分かる回となったのではないでしょうか。
(文:ししまる)