5月13日の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」にモデルの今井華さんが登壇。今井さんの代名詞といえば「バイブス」ですが、この言葉が嫌いになったことなどを話し話題になっています。
「バイブス」との出会いを語る今井華
しくじり先生の公式インスタ更新しました。次回は今井華先生、さっき完成しましたがめっちゃ面白いです。来週月曜放送です。是非!#しくじり先生 #今井華 #与田祐希 #ゆきぽよ pic.twitter.com/5DDqTlvNwf
— 北野貴章 (@takaaki_ee) May 10, 2019
恋愛リアリティショー「テラスハウス」の出演で人気を集め、2013年の「ギャル流行語大賞」に選ばれた「バイブス」を流行させた事でも知られるモデルの今井華さん。高校卒業後、渋谷に遊びに行く回数が増えた今井さんはスカウトされ読モとしてデビューすると、18歳の時には地元埼玉から渋谷に引っ越します。
特に、今井さんがモデルとして注目を集めたのは、デビューから3か月でファッション雑誌「egg」の表紙を飾ったこと。この時、週21(1日3店はしご)でクラブで遊んでいた今井さんはここで「バイブス」に出会うことに。
ジャマイカ帰りのお友達・Do2さんが「バイブス」という言葉を使っていて、これを聞いた今井さんは「それ普通じゃないじゃん」と「パクって連呼」するようになったとのこと。ちなみに、「バイブス」はレゲエやヒップホップ音楽では「ノリ」「気合い」「フィーリング」などの意味で使われていた言葉。日本で有名になったのは今井さんの影響ですが、海外では元から使われていた言葉のようです。
「バイブス」を封印するようになった今井華
「テラハウス」のオーディションに合格した今井さんは若者から人気を集めたことで、バラエティー番組にも多数出演。当然、番組では今井さんに「バイブス」を求めるわけで、何にでも「バイブス」を使うようになった結果、「バイブスわっしょい」「リラックスバイブス」などの言葉を連呼していたとのこと。
そうした中、今井さんはあることに気がつきます。それは、「芸能界は普通じゃない超個性怪獣だらけ」なこと。普通の生き方が嫌でギャルになり、「バイブス」という言葉を使い出したのですが、「超個性怪獣」だらけの芸能界に入ると、「バイブス」だけの自分では勝てないと悟った今井さん。
その結果、「バイブス」に限界を感じ「バイブス」を封印するようになります。特にこの時辛かったのは、「バイブス」からシフトチェンジを目指しているのにスタッフからとにかく「バイブス」を強要されたことだそう。
「マジうまいブス」などの言葉を言わされた当時を振り返り「完全にバイブスハラスメント」と語るなど、今井さんは苦悩することになります。
今井華がティーンに伝えたいこととは?
「ギャルが押しつぶされる」芸能界のなかでは自分が普通であることに気がついた今井さんは、悩んだ結果、実家に帰り自分を見つめ直したそう。そして、番組の最後、人生の教訓としてティーンに向け「あせるな!イキるな!誰一人同じ人間なんていない。あなたが生きているだけで個性」という言葉を送ります。
今井さんは、人の視線ではなく「自分の心を最優先にして欲しい」と結び、この日の授業を締めくくりました。
今井華の「しくじり先生」に"良かった"の声
ネットでは、放送を見た人から、「今井華回よかったわ!」「今井華のしくじり先生面白かった」「今井華を見て『いい女だなぁ』って言っちゃう澤部めっちゃいいやつ」などの声があがっていました。
自分のしくじりを踏まえて、若い人に向けてメッセージを送るところに好感をもった人が多かったようですね。言わされているのが嫌だったとはいえ、「マジうまいブス」など、「バイブス」をアップデートさせて使ってる部分は面白く感じた人も多かったのではないでしょうか。今回の「しくじり先生」も"当たり"回だったようです。番組は、見逃し配信もあるので、見ていない人はぜひ見てみて下さいね。
https://abema.tv/video/episode/88-77_s1_p7
(文:かんだがわのぞみ)