ピエール瀧の巻き添え?「いだてん」のタイトルバックから峯田和伸の名前が消え波紋を呼ぶ

投稿日:2019/03/16 16:32 更新日:

3月16日にNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」10話の再放送がオンエア。12日にピエール瀧氏が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたこともあり、ピエール瀧氏の出演シーンはカット。さらに、ピエール瀧氏と劇中で絡むシーンがあった峯田和伸さんの出演シーンがカットされたことが波紋を呼んでいます。

「いだてん」再放送でピエール瀧の出演シーンがカット

ピエール瀧氏が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたこともあり、注目を集めた「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の再放送。事前にアナウンスされていた通り、ドラマ冒頭のタイトルバックと劇中のピエール瀧氏の登場シーンはカットされます。今回カットされた劇中でのピエール瀧氏の出演シーンは、オリンピック出場のため、ストックホルムからドラマの主人公・金栗四三(中村勘九郎)の電報を足袋屋「播磨屋」の主人・黒坂辛作(ピエール瀧)が受け取る場面。

ピエール瀧が演じる黒坂辛作は「いだてん」の重要キャラ

ここで、ピエール瀧氏が演じていた黒坂辛作について解説します。マラソンシューズがまだない時代、金栗は走るのに最適な足袋を探していた時に出会ったのが、砂利道を走っても足裏が痛くならない辛作の作った足袋。品質の良い辛作の足袋を履いて金栗は、オリンピック予選会で世界記録を叩き出し優勝を飾ります。その後、オリンピック本戦で戦うため底を三枚に重ねて縫い付けるなどさらに足袋を改良。ただし、ヨーロッパの道路は日本の土の道と違い、石畳の硬い道だったこともあり苦戦した金栗は膝を痛めて惨敗を喫することになります。この挫折を糧に金栗と辛作は石畳の硬い道でも走れるように足袋のさらなる改良を決意。外国選手のシューズにゴム底が使われていたのを参考にして有名な「カナクリ足袋」が誕生することになります。このようにピエール瀧氏が演じる黒坂辛作は、これからのストーリーにおいて、マラソンランナーの履く足袋の開発に携わる劇中の重要キャラクターとなっていました。

峯田和伸の名前がタイトルバックから消える

今回、ピエール瀧氏だけでなく、峯田和伸さんの出演シーンおよびタイトルバックからも名前が消えたことが波紋を呼びました。峯田さんが演じるのは、オリンピック予選を通じて金栗と出会い、彼とドラマの語りを担当する後の古今亭志ん生(ビートたけし)こと美濃部孝蔵(森山未來)を結びつけることになる人力車夫の清さん。10話では、電報を受け取った辛作のところを清さんが訪ねるシーンがあり、峯田さんの出演シーンとタイトルバックの名前がカットされる形になりました。このことについては、「巻き添えで清さん役の峯田和伸の名前もクレジットから消えた」「第10話のオープニングから名前を消されてしまった清さん(峯田和伸)何もしてないのに可哀想過ぎる」などの声があがっていました。他にも、「車屋の清さんこと #峯田和伸までバッサリ…意外と不測の事態勃発による出演シーンカットは物語を殺す」という意見もあります。黒坂辛作役については代役を立てるとのことですが、流石に事件とは無関係の峯田和伸さんの名前と出演シーンまで消えてしまうのは違和感を感じる人が多かったようです。このあたりは、どこかで、作品には罪はないという方針を出して欲しい部分かもしれませんね。(文:かんだがわのぞみ)

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