毎週火曜日深夜1時から放送のラジオ番組「星野源のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)。新年最初となる1月7日の放送では、昨年12月14日からNTTドコモの新テレビCM「カンナとミナミ」篇に起用された自身の楽曲『未来』について語り、話題となりました。
(画像:時事)
星野「本当に絶望的な数日間」ドコモ新CM起用『未来』の制作に意外な背景
新年1発目、今夜の #星野源ANN では「星野源アワード2019」をお送りしました!
2019年の名場面を振り返る総まとめ、いかがでしたか?
皆様、沢山ご応募いただきありがとうございました!来週1/14は特別番組のためお休み。
次回は1/21の放送です!↓今夜の放送はこちらhttps://t.co/w6Yg9hzT2r pic.twitter.com/eUQ2EPTBCf
— 星野源 Gen Hoshino (@gen_senden) January 7, 2020
昨年の12月29日に収録されたという今回の放送。
星野さんは「年明けは流れているか分かりませんが」と前置き、2011年に発売された自身の楽曲「未来」が、NTTドコモの新テレビCMに起用されたことを報告しました。
全く予期せぬオファーに、快諾したという星野さん。「爽やかな映像と共に流れてて、すごいピッタリだなと思って。嬉しかった」とCMの感想を語り、「この曲は、東日本大震災があった、2日後に書いた曲です」と製作背景を振り返りました。
星野さんは、その当時の様子を「本当に絶望的な数日間」と表現し、「先が全く見えないような。自分の職業というのが本当に必要なのかというような事を……もちろん、いろんな方がそれを考え始めたような時間で」と、自問していたことを告白。
そんな中でも、曲作りの締め切りが迫っていたという星野さん。「いろんな事を考えながら、なんとなく風呂場の中にギターを持ち込んで、ずーっと曲を作って」と当時を思い出しながら語りました。
星野、『逃げ恥』の一挙放送を「普通に見ちゃった」
また、今回のメイン企画「星野源アワード2019」では、2019年にこのラジオで起こった名場面を振り返りました。
その中で、このラジオの人気企画「ジングルのコーナー」から最優秀賞を決めるため、リスナーが送ってくれたジングルの優秀賞候補作を紹介した星野さん。
まず1つ目は、楽譜も読めず楽器も演奏できないというリスナーが、星野さんの代表曲『恋』のドラマバージョンを頑張ってピアノで演奏したジングルでした。
ジングルを聞き終えた星野さんは「すごい素敵ですね」と絶賛。
続けて、「僕、まだ12月29日にいるんですけど。ちょうど『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)という僕が出演してたドラマの一挙放送がありまして、普通に見ちゃった」と笑いながら報告し、「面白いって、自分が出てる作品に言うのもなんですけど……面白いっすね」と照れた様子でコメント。
更に「3年経って、ようやく『こういう作品だったのか』っていうのを、内側の視点からは言えたけど、初めて客観的に距離を持って見れた様な感じがします」と感慨深そうに語りました。
『未来』の製作背景を知り「更に沁みる」の声
ネット上では、番組を聞いたリスナーから「この曲にあんな話があったなんて。震災の2日後、私は何をしてたかな?」「大好きな曲だけど、制作のエピソード聞いてからだと更に沁みるなぁ」「源さんの職業は絶対必要なこと。源さんの曲でどれだけ勇気元気貰ってるか」などの声が上がりました。
2019年の名場面を、大爆笑しながらとても楽しそうに振り返っていた星野さん。今年もラジオで星野さんの笑い声や本音をたくさん聞きたいと思ったリスナーも多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
星野源のオールナイトニッポン
http://radiko.jp/#!/ts/LFR/20200108010000
(文:藤峰あき)