毎週火曜日深夜1時から放送のラジオ番組「星野源のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)。6月8日の放送では、シンガーソングライターの米津玄師さんがゲストに登場。星野さんと共に曲作りの苦しさを語り合い、話題となりました。
(画像:時事通信フォト)
■星野と米津が語る"曲を生む苦しさ"…それでも作り続ける理由は「俺たち、バカなのかな?」
今夜の #星野源ANN は、米津玄師さんがゲストに登場!
今期ドラマ主題歌にラブソングを書き下ろしたという共通点から、ラブソングを創り出す難しさについてのお話や、お互いに聴いてほしいラブソングを選曲し合い、お届けしました。
米津さん、ありがとうございました!https://t.co/PfOMkNlBGn pic.twitter.com/tyDDvSZ4B8— 星野源 Gen Hoshino (@gen_senden) June 8, 2021
同時期に新曲を発表した2人が音楽トークを繰り広げるという、贅沢な時間が流れていた今回の放送。
星野さんの新曲「不思議」がオンエアされると、星野さんは「曲中も話してたけど…曲生むのって大変だよね」と、改めてしみじみ語り、米津さんも思わず笑ってしまいました。
「多分、同じ時期に苦しんでいたんだと思う」と推測する星野さんは、「白目むきながら作ってて。全然寝ないで」と辛かった制作期間を告白。
米津さんも、「俺も、締め切りに追われながら『ヤバくない!?』って。でも何も出てこなくて、腕組みながら画面を見つめるだけみたいな。そういう時間をずっと過ごしてました」と明かしました。
しかし、「『なんでこんなことやってるんだろう?』って思うんだけど、出来上がるとね? なんか、もう一回やろうって思っちゃう」と語る星野さん。
これを聞いた米津さんが「なんかね。バカなのかな? って」相槌を打つと、星野さんは大笑いしながら「俺たち、バカなのかな? 結論」と語りました。
■2人が語る"苦しみ"にファン「創り続けてくれてありがとう」
また、リスナーからも「音楽と向かい合う事が苦しいと感じる時はありますか?」という質問メールが届いていました。
星野さんは、「自分が設定している何かを超えられてないと思って、超えようとしてるから苦しいんだと思うんだよね。それがなければ多分、全然苦しくなくて『これでいいや』ってなってると思う」とした上で、「自分で生み出してるから、その苦しさは。だからしょうがないよね。さっき言ったみたいに、俺たちバカっていう。音楽バカっていう事なんじゃないかな?」と笑いながらコメント。
米津さんも、「多分、苦しくなく楽しいまま音楽作ってたら、いまだに音楽やってないような気がするんですよね。どっかで飽きちゃうんだろうな」と自身の考えを明かしました。
ネット上では、番組を聞いたリスナーから「苦しくて辛くても創り続けてくれてありがとう」「生みの苦しみを抱えながらも、音楽と真摯に向き合い続ける音楽バカ(笑)なお二人。めちゃくちゃかっこいい」「音楽バカのおかげで僕達は生きていけます。ありがとうございます!」などの声が上がりました。
同じような苦しみを、同時期に体験したと明かした星野さんと米津さん。
「音楽バカ」と言い合える関係が素敵だと感じたリスナーも多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
星野源のオールナイトニッポン
https://radiko.jp/#!/ts/LFR/20210609010000
(文:藤峰あき)