22日放送のTBS系『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』に、ステージ4の口腔がん(左舌扁平上皮がん)を公表したタレントの堀ちえみさんが出演。闘病への決意を赤裸々に語った堀さんは、番組終盤に自身の曲を熱唱し、大きな話題となりました。
この後よる8時57分からは『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』。
今回は、生きなければ…舌がん公表の堀ちえみさん…入院の前、中居さんだけに語っておきたかった決意…そして収録後、82年アイドル同期組のもとへ…7人の子供たち…前だけを向いて #tbs
— TBSテレビ 宣伝部 (@tbs_pr) 2019年2月22日
「自分の口でちゃんとお話をしたかった」と、現在の心境を吐露
堀さんは、同系ドラマ『スチュワーデス物語』に主演するなどして一世を風靡した80年代を代表するアイドル。私生活では7人の子どもの母であり、19日に自身のブログで“口腔がん”であることを公表し「かなり厳しい状況」だと打ち明けました。番組MCの中居正広さんは「急なお話でびっくりしている方…僕らもそうなんですが。病名、詳しい病状が分かったのも今月に入ってから」と説明。同番組収録は入院の3日前に行われ、同番組を選んだ理由について堀さんは、「自分の口でちゃんとお話をしたかった」と説明。その上で、「中居さんとは緊張もせずに自分の気持ちを保ったまま冷静にお話ができるかなと思った」と吐露。また、がんを経験している人々に向けて、「何かの勇気につながればいいかな」と現在の心境を語りました。
同窓会を開催するという希望を胸に抱く堀さん
さらに堀さんは、同番組の別日の収録に訪れていた同期でタレント・早見優さんの楽屋を訪問。病状を説明した堀さんは「(82年組の)同窓会やってよ」と提案し、早見さんは笑顔で快諾。堀さんも「元気になったら絶対(やりたい)。みんなで集まれたらうれしい」と願望し、盟友同士で熱い抱擁を交わし涙しました。そして、手術前で最後のテレビ出演だったため、今後話せなくなる可能性を視野に入れていた堀さんは、「歌う姿が最後になるかも知れない」と吐露。「『もう一度、歌いたい』という、その気持ちが、病を克服する力になるのではないか」と語り、1985年に発売した自身の曲『リ・ボ・ン』を笑顔で披露。がんの影響で、話したり食べたりする際に痛みを感じていることも明かしていましたが、「歌ってなると大丈夫」とプロ根性を見せつけた堀さんでした。
手術は無事に終了!堀さんの回復を願う
番組終了後の午後10時過ぎに堀さんのブログがご主人によって更新され、手術が無事終了したことを報告。転移が見つかった首のリンパ節と舌の6割を切除と再建手術、11時間に及ぶオペだったと明かしました。
ネット上では「手術が無事に終わっていますように。テレビ観てますが涙が止まりません」「覚悟の歌唱に言葉が出ません」「堀さんの勇気と強さに心を打たれました」などといった激励の声や「必ず戻って来てください、ずっと待ってます」「ステージ4のがんから生還!絶対、完治します。祈っています。」などの応援メッセージが数多く上がりました。全快した堀さんの元気な姿を心よりお待ちしています。(文:武 眞都子)