10月29日放送の「ごごナマ」(NHK総合)に、料理愛好家の平野レミさんが出演。最愛の夫を亡くしてから初の生放送出演で気丈に振舞っていましたが、最後には涙を流す場面があり、大きな反響がありました。
平野レミ「第三の人生のステージが今日から始まります」気丈に振舞う姿…
NHK 総合 10/29 14:05 ごごナマ「ようこそ!きのこワールドへ」 #nhkgtv #ごごナマ https://t.co/K6FlOOZPuF
— NHK総合 (@NHK_GTV) 2019年10月29日
番組が始まると、レミさんの夫である和田誠さんが今月7日に亡くなったことを阿部渉アナウンサーが伝えます。このとき、上を向いて涙をこらえているレミさん。
レミさんは、10月1日から番組に出演していなかったため、視聴者へメッセージを書いてきたそうですが、自分で読むと息が詰まってしまうということで安部みちこアナウンサーに代読をお願いしました。
メッセージには、亡き夫への感謝の気持ちとこれからも天国の夫が美味しいと言ってくれる料理を作り、次の人生を楽しみたいという思いが綴られていました。
安倍アナがメッセージを読み終わると、自分の気持ちを奮い立たせるように「第三の人生のステージが今日から始まります」と元気に振る舞うレミさん。
ネットでは「平野レミさん。とてもお辛いはずなのに気丈に振舞ってらっしゃる」「レミさん…そうだよねご主人なくしたばかりだもんね」「レミさん元気ない…ううう…」などレミさんを心配する声が多数上がっていました。
平野レミ「好きなことは徹底的にやったほうがいい」笑顔で語る
番組では数日前にレミさんのオフィス取材をした様子をVTRで紹介。
VTRに登場したレミさんはすっぴんでヘアセットもしていませんでした。すると、レミさんは「あたし、すごいよねこの格好!この時うちの夫が40度の熱出してて大変だったの、病院行ったり来たりして」と取材時は夫の病状が悪化し切羽詰まった状況であったことを明かしました。
そんな大変な最中とは微塵とも感じさせないレミさんは、普段からレミさんを支えているフードコーディネーターのスタッフと明るく接し、いつも通りのテンションでした。
フードコーディネーターのスタッフによると、レミさんの料理と言えば驚くような盛り付けで斬新な作り方の料理が有名ですが、実はテレビの放送直前までレミさんが何度も調整して作り出しているそう。
そのため、本番の日の朝にスタッフの方が買い出しに行くことがあるそう。レミさんは「悪いね!でも絶対美味しいよ!」と言い、続けて「好きなことは考えても苦しくないのよね、学校の勉強はイヤでイヤで高校は辞めっちゃったぐらい勉強大嫌いだったけど、好きなことは徹底的にやったほうがいいですよ」と笑顔で語りました。
レミさんの姿に、頬を濡らす人も…
番組のエンディングで視聴者の方からのメッセージを安倍アナウンサーが読み上げると、堪えきれず涙が溢れ出てしまうレミさん。
どのメッセージもレミさんの気持ちを気遣うものばかりで「ダメだ…」とレミさんが涙をティッシュで拭います。そしてスタジオにいた船越英一郎さんも涙を拭う姿を見せ、スタジオにいた美保純さん、三遊亭円楽さん、そして、安倍アナウンサーまでが目に涙を浮かべ、なんとか堪えている様子。
その状況にレミさんが「でもね、私思うの!100年か200年後にはここにいる人さ、全部いなくなってんだからね、だから今を元気に生きましょうね」と身振り手振りを加えて明るい雰囲気にしようと振る舞いました。
すぐに安倍アナウンサーが番組の告知を挟みますが、その間もレミさんの鼻のすする音が聞こえていました。
ネットでは「平野レミさんの料理は笑って元気がでるからごごナマ観てたんだけど、今日はなんだかこっちまでじーんってきた」「ごごナマで旦那さんを想って涙を流すレミさんを見て胸が詰まっておやつの焼き芋がのどに詰まる。それでも場を暗くせず盛り上げようとするレミさんすごいな」「なんとなく元気ないなーと思ってたんだけど、そうだよね。本当に仲の良い夫婦だったんですね、ヤバイわ私も号泣よ」などのコメントが上がりました。レミさんの涙にもらい泣きして頬を濡らす人も多かったようです。
いつも明るく振る舞って視聴者に元気をくれるレミさん。また、心から無理せず笑える日がくるように、第三の人生を応援したいですね。
(文:ししまる)