1月25日の「土曜スタジオパーク」(NHK総合)は、朝の連続テレビ小説「スカーレット」の舞台である滋賀県・甲賀市から公開生放送が行われ、同作品に出演する大島優子さんと林遣都さんがゲストとして登場。林さんがドラマの"アドリブ"について語り、その内容に賞賛の声があがっています。
(画像:AFP=時事)
■北村一輝が林遣都にメッセージ
滋賀県甲賀市から公開生放送をした #土曜スタジオパーク はいかがでしたでしょうか?
生放送直後の #大島優子 さんと #林遣都 さんの記念撮影の写真をどうぞ📸#スカーレット pic.twitter.com/xb3VgH1xsy— 朝ドラ「スカーレット」第16週 (@asadora_bk_nhk) January 25, 2020
朝ドラ「スカーレット」で、主人公・川原喜美子(戸田恵梨香)の幼馴染の熊谷照子役の大島優子さんと、大野信作役の林遣都さんをゲストに招いたこの日の放送。
番組では、林さんにドラマで喜美子の父・常治を演じた北村一輝さんからメッセージがVTRで届けられました。
林さんの印象を問われた北村さんは「彼の場合はすごく探究心がある。常に客観視をしてるので自分はまだできていないという意識がたぶんあって、本番の前にテストがあるんですよね。その前室でモニターで見れるんですけど、1人でこう『違うな』と練習している。一生懸命やっている中で答えを導き出している。手を抜かないやり方は好きですね」とコメント。
また、「喜美子の妹・百合子と結婚する信作に期待することは?」という質問に北村さんは「僕は信作のちゃぶ台返しとか(見たい)。川原家を盛り上げてみんなを引っ張ってあげて欲しい、そして、喜美子を助けてあげて欲しい」とユーモアを交えつつ林さんにエールを送りました。
■大島優子のタレコミで発覚した"アドリブ"秘話
大島さんは「(林さんは)アドリブを常にどうやろうかということを考えていらっしゃるんですよ」とタレコミをします。
大島さんによると「カット尻がカットしてからのその後というものをどの監督も楽しみにして長く撮っているんですね。みんな、どういう風にアドリブ合戦をするかみたいな時間があるんです。そこで林遣都さんは思い切っていろんなことを言ってくださるんですけれど、どうやらちょっと用意してるんじゃないかなって…」とアドリブ上手な林さんについて、持論を展開。
大阪に行く新幹線の中で考えていたアドリブについて、林さんは「朝ドラの撮影って全シーンワンカットで頭からお尻まで一気に撮っていて、カット尻もカットがかかるまで基本やりたいなという思いがある」とコメント。
続けて、林さんは「水橋文美江さんの脚本のト書きに『今だから言うけど大会』はまだ続くということが1、2行書かれていたんです。これは絶対回されると思って、そうなった時に台詞じゃないことを考えるって、結構大変なことだと思いますし、勇気のいることだと思って、極力やりたくないんですけれど。そのシーンが終わった後に、ちょっとでも戸田恵梨香さんの負担が減ればと思って、僕が全部用意していければと思っていました」と、アドリブを考えて用意していたのは戸田さんへの気遣いだったことを明かしました。
■林遣都、戸田恵梨香への気遣いが「素敵」すぎて、視聴者からは賞賛の声
林さんが語るアドリブを用意する理由には、ネット上で「私が一番遣都くんだな、いいなって思ったのは、主演の戸田恵梨香さんの負担を少なくしようとアドリブをたくさん考えていること」「もう本当に素敵でした。アドリブは得意なのは知ってます。ポンポンでるよね?でも、ト書きに合わせて、とか、戸田恵梨香さんの負担を軽くするため、とか。嘘がなかったし、なんか感動です」「林遣都さんは、本当に優しいんだねぇ。戸田恵梨香さんの負担を軽くしようとか。まんま信作だな」などのコメントが上がっています。
今回は、常に探究心を失わない姿勢や、負担の多い主演の戸田さんのためにアドリブを何個か考えておくというコメントからも、林さんの誠実な人柄が伝わってきたのではないでしょうか。
(文:かんだがわのぞみ)