稲垣吾郎から本音引き出した沢木耕太郎の"聞く力"に絶賛の声「ゴロウ・デラックス」が話題

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3月28日のTBS「ゴロウ・デラックス」に作家・沢木耕太郎さんが出演。番組中に話し手から聞き手に転じて、稲垣吾郎さんらか本音を引き出した沢木さんの「聞く力」に賞賛の声があがっています。

「ゴロウ・デラックス」に沢木耕太郎が登場

最終回を迎えた「ゴロウ・デラックス」がゲストに迎えたのは、「一瞬の夏」「深夜特急」などの作品で知られる作家・沢木耕太郎さん。テレビには出ない事で知られる沢木さんに番組に出た理由を尋ねると、開口一番「単純に言えば気まぐれ」の一言。さらに、「分の悪い戦いをしている人には加勢をしたくなる」と番組MCの稲垣吾郎さんに語りかける沢木さん。ここからノンフィクション作家としての本領が発揮され、聞き手として「しかし、そんな分が悪い戦いでもないんでしょ?今あなたがやっているのは?」と逆質問。

稲垣さんから、「そうですね、あんまり客観的に自分のこと見ていなくて、実際はすごく充実してますし、何よりも幸せいっぱいなので」という現在の自分の立ち位置について本音を引き出します。さらに、距離を詰めるために、主演映画「半世界」のワンシーンで見せた稲垣さんの表情を例に「いい顔してるじゃん」と、演技を絶賛します。また、「傑作ではないけれどいいじゃん!と思いました」と軽いユーモアを交えて場の空気を和ませます。

「僕がゲストみたいになってますね」稲垣吾郎の本音を引き出す沢木耕太郎

番組中盤になりノンフィクション作家としてのスイッチが入った沢木さんは、ジャニーズ事務所にいた時の事を稲垣さんに質問。グループでの活動は「独特な緊張感」があると話す稲垣さんに「グループがあると“ゆるやかな安定感があるだろう”って勝手に思うけど、君は常に“緊張感”って言っているよね?」と問いかける沢木さん。

常に緊張感を持っていた事について、稲垣さんは「グループにいるということ自体が、そこにいさせてもらっているというか…。僕よく言っていたんですけど、大企業に勤めていたみたいな感じ」と大企業を例えに“緊張感”について捕捉する稲垣さん。SMAPの中では、上も下もいて自分は中間管理職と語る稲垣さんは、「置かれた自分の立場とか、求められるキャラクターとか、ポジションみたいなものの緊張感があったのかもしれない」と本音をポツリとこぼします。本音が出た事について稲垣さんは「僕がゲストみたいになってますね」と沢木さんの「聞く力」を絶賛します。

「人に聞く事」沢木耕太郎が語った「旅で一番重要な事」

ノンフィクションを書く原動力について「好奇心」だと自著で語る沢木さんは、ジャーナリズムにはその好奇心には「ある角度が必要」だと独自の哲学を話します。そんな、沢木さんの代表作というとインドのデリーからロンドンまで乗合バスで旅した記録を描いた「深夜特急」。実は最初から本を書く予定はなく、旅が終わってから何年も書けなかったそうです。

しかし、金銭の出納帳と手紙が残っていてこれが「深夜特急」につながったとのこと。そうした中、沢木さんは「旅で一番重要な事は何か」という問いかけに「(旅先で)人に聞く事」とコメント。旅先ではわかっていることでも何でも聞くと語ります。「尋ねて耳をすまして聞く事で」何かが始まると、自身が旅をする中で得た経験を独特の言い回しでアウトプットする沢木さん。人との出会いは「聞く事」から始めること強調しました。

沢木耕太郎の「聞く力」に絶賛の声

ネットでは放送を見た人から「あなたの事を理解したいから時間を貰いたいと伝える。ストレートな言葉は気持ちが伝わります」「本来は作品で勝負する作家に、その仕事の肝の部分を垣間見させてしまうゴロウ・デラックスという番組の凄さも実感した」「人に聞くこと そこから広がるストーリーを大事にしている沢木耕太郎さんらしいです」などの声があがっていました。

稲垣さんから本音を引き出していくインタビュー力もですが、それ以上に、旅先での「人に聞く事」が大事だと語る沢木さんの言葉が印象的でした。個人的には、沢木さんの「一瞬の夏」に感動を覚えた人間としては、「聞く事」がコミュニケーションの始まりとなり、その好奇心が作品を作る原動力になっている様子が見れたのが興味深かったですね。(文:かんだがわのぞみ)

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