「月曜から夜ふかし特別版 平成のテレビ問題大清算スペシャル」が3月23日に放送されました。タイトルの通り、平成のテレビ番組の名シーンを総まとめした内容なのですが、とりわけ、コンプラがゆるかった時代のバラエティーの過激な演出が話題を集めています。
松村邦洋がフルボッコにされる「電波少年」の衝撃映像
【よる7時】「月曜から夜ふかし特別版 平成のテレビ問題大清算スペシャル」
平成30年間で放送されたバラエティー、情報、報道番組の中から、知る人ぞ知るいわくつきの名場面を村上・マツコと振り返る!マツコが最ももう一度見たかったシーンが登場#ntv #日テレ #月曜から夜ふかし pic.twitter.com/jVqjVGCB12— 日テレ公式@宣伝部 (@nittele_da_bear) 2019年3月23日
コンプライアンスが厳しくなる前のバラエティ番組では、今では考えられないような過激な映像をお茶の間に届けた時代がありました。その代表的な番組の1つとして、「月曜から夜ふかし」3時間SPが取り上げたのが「進め!電波少年」。松本明子さんがパレスチナ解放機構(PLO)のアラファト議長にアポなしで突撃。さらに、「てんとう虫のサンバ」の替え歌で「アラファトと私が夢の国~」のデュエットを歌うというとんでもない企画を実現せた「電波少年」。
中でも強烈だった「松村邦洋さんがアクションスターであるユン・ピョウさんが本当に強いのか体を張って確かめに行く」企画。ハリセンを持ってユン・ピョウさんを待ち伏せてした松村さんが体当たりで攻撃を仕掛けるもあっさりかわされ、彼のボディーガードに捕まります。ユン・ピョウさん側は番組の意図など知るはずもなく、松村さんが暴行を受けるシーンを流す衝撃的な展開。今ならお蔵入りするような映像にネットでは、「松村フルボッコはリアル過ぎてヤバい」などの声があがっていました。
ガチで髪の毛が燃えるダチョウ倶楽部
続いて紹介したのは、出川哲朗さんらリアクション芸人がブレイクする事にもなった「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」。番組が出題したクイズに間違えた時に受ける罰ゲームが今なら考えられないような過激なもの。中でも凄いのが爆薬の入ったリュックを背負ったダチョウ倶楽部の3人に火を点ける罰ゲーム。引火した瞬間、海に向けて猛ダッシュするダチョウ倶楽部ですが、火がまわるスピードが早く海に飛び込む前に爆発。燃えてしまったために肥後克広さんと上島竜兵さんの髪の毛はチリチリになり抜けてしまうなど、危険極まりない演出です。
他にも、水攻めの罰ゲームも存在。これは、バスに乗り込む2択クイズで、間違えた場合はバスごとクレーンで吊るして沈めるというもの。バスごと人を沈めるのは危険という事でこちらも、今なら放送できなさそうなものばかりでした。ちなみに、ダチョウ倶楽部のお決まりのフレーズ「聞いてないよ~」もこの番組から誕生する事になったそうです。
「YouTuberでも出来ん」SNSでも話題
放送を見た人からは、「コンプラ的に完全に今じゃできない事や」「やっぱ昔のバラエティー面白いわ」などの声があがっていました。他には、「こう見たら電波少年ってYouTuberの先駆け」「でもさすがにYouTuberでも出来ん技」など、今のYouTuberとの比較した意見もいくつかあがっていました。番組は、今見てもこれをよく放送したなと思う映像の連続で永久保存版の内容でした。また、今なら絶対にNGと言いつつも、過去の過激動画を堂々と見せてくれる「月曜から夜ふかし」のスタッフの心意気もバラエティファンとしては嬉しくなる内容となっていました。(文:かんだがわのぞみ)