「芸は至高」その言葉の裏には…神田伯山・オリラジ中田・瀧川鯉斗の対談で語られた"芸と金"の話

投稿日:2021/01/17 10:50 更新日:

1月17日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ系)では、講談師の神田伯山さん、落語家の瀧川鯉斗さん、お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦さんがゲストとして登場。伯山さんの「芸」に関する言葉が話題を集めました。

(画像:時事通信フォト)

■中田がお金を稼ぐ理由とは?

伯山さんは、「これ変な意味じゃないですよ、お金好きですよね?」と、YouTuberとしても成功をおさめている中田さんに話を振ります。

中田さんが「いやいや…」と言葉を濁したこともあり、伯山さんは「いや、これはね、悪い意味じゃない。日本人って『お金好き』って言うと嫌なふうになるんですけど、好きだってはっきり言える日本人だと思うんですよ、僕は」と中田さんに質問の趣旨を説明します。

すると、中田さんは「でもね僕ね、全然使わないんですよ。車も買わないし、部屋も狭いし。でもお金のために働いてる人が9割じゃないですか、生活があるんでって言う。生活ってお金じゃないですか」とコメント。

そのことを踏まえて、中田さんは「だから、言いたいこと言えるようになったり、自由になったり。週に2日しか働かなくてよくなるのは、お金があるからだと思ってたとしたら、お金は稼がなきゃいけないと思うんですよ。お金があれば言いたいことは言えると僕は思ってるんですよ」とお金を稼ぐことの意味を力説します。

■伯山が中田に伝えたいこととは?

また、中田さんは「野球選手で年収300万の人と畳を作ってて年収2億の人では、おそらく畳を作ってる年収2億の人の言うことをみんな聞くと思うんですよ。何となくですよ。ってなった時に、やっぱり四の五の言わずに稼がなきゃって、じゃないと言いたいこと言えなくなっちゃうって、3年ぐらい前に思ったんですよ」とわかりやすい例えを出します。

この話を聞いた伯山さんは、「僕はね、そこが多分違うのは。我々はね、金があろうがなかろうが芸のあるやつには頭上がらないです。すっげえ性格の悪い落語家いるんですけど、超落語上手いんですよ。金で芸を買えるんだったら、こんなに良いことないと思ってるんですよ」と、講談や落語の世界では芸の良し悪しがこそが絶対的な価値観になっていることを力説します。

続けて、伯山さんは「でも(芸を)買えないから、そのもどかしさ。例えば、メディアにこうやって出ます。で、僕顔知られます。集客あります、正直。でも、芸で勝てなかったりするんですよ。これが悔しい、伯山目当てで行ったけど、(他の)この人面白かった、あるんですよ。これが辛い」と、過去の悔しい記憶を回顧。

■「芸は至高」その言葉の裏には…伯山・中田・鯉斗の対談で語られた"芸と金"の話

ここで、中田さんは「お金を稼いでれば、好きな芸ができるっていうこともあると思うんですよ。だから何か芸があるけど、金稼げてない、芸はないけど金稼げてるの2択だったら、その話ってすごくわかるんですけど、芸があってさらに金稼いでる、これがみんながいくべき場所じゃないですか」とコメント。

すると、伯山さんは「それがいい話です」、瀧川さんも「それはもう最高ですよ」と中田さんの考えに納得することに。

また、中田さんが「でも、伯山さんのイズムというか、美学がやっぱり芸が至高にあって」と話すと、伯山さんは「芸は至高ですね」と明言。

そのことを踏まえて、中田さんは「それに向けていってることの素晴らしさをすごい感じます。今の話だけで」と伯山さんを絶賛。

今回の放送にはネット上で、「面白かったなぁ神田伯山、引き込まれるなぁ『金は芸に勝てない』これは大泉洋がいうところの『おもしろいはかっこいいより強い』に通ずる所がある」「『どんなイヤな奴でも芸があれば生きていけるんです、我々の世界は(神田伯山)』非常に説得力がある」「『金があろうがなかろうが、芸がある人には勝てない』(神田伯山)の言葉、よかった。もっと言われていい」などのコメントが上がっています。

「芸は至高ですね」と言い切るところに、伯山さんの講談師としての美学とプライドが滲み出ていて、素晴らしいですね。

(文:かんだがわのぞみ)

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