3月22日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ系)は、新田真剣佑さん、西川貴教さん、岸谷五朗さんが出演。3人が繰り広げたトークでは、演劇ユニット「地球ゴージャス」の舞台で作・演出も担当する岸谷さんの哲学的な言葉が話題となりました。
■新田真剣佑が「地球ゴージャス」の舞台への思いを語る
どうも「水晶玉」です♪#ボクらの時代 pic.twitter.com/aTvMdZ2j96
— 西川貴教 (@TMR15) March 21, 2020
この日の放送では、一昨年の舞台で共演して親交を深めるようになった新田真剣佑さん、西川貴教さん、岸谷五朗さんが出演。
現在、岸谷さんが寺脇康文さんと共に主催する演劇ユニット「地球ゴージャス」の公演「星の大地に降る涙 THE MUSICAL」で座長を務める真剣佑さんの第一印象について、西川さんは「シャイボーイすぎて」、岸谷さんは「捨て犬みたいだった」とそれぞれ感じたそう。
そんな真剣佑さんについて西川さんは「座長の顔になってる感じがすごいして、環境が人を育てる」とコメント。真剣佑さんはアメリカで暮らしている時に観た「地球ゴージャス」の舞台に感銘を受けて「僕、この役がどうしてもやりたくて」と出演を熱望していた作品だったということです。
今回の収録は稽古の合間を縫って行われたそうで、真剣佑さんは「肉体的には凄い疲労なんだけど、気持ち的に最高に幸せなので本当に楽しい」と、念願の役を射止めた喜びを噛みしめるように語りました。
■岸谷五朗『演劇とは"完璧な未完成"を目指すこと』
一方で、西川さんは「地球ゴージャス」の作品に出演するも、自分のことを"役者"というのは、おこがましくて言えなかったとのこと。
しかし「五朗さんに『もっと胸を張って、役者だよって自分で言えよ』と言ってもらえたことで、今、ドラマとか色々と映像の方もさせてもらえて」と岸谷さんに感謝の言葉を伝えました。
「地球ゴージャス」の作品では作・演出も担当する岸谷さんは「映画もドラマも監督のカットをかけてOKを貰えばそれで完成。でも、演劇だけはその日プレーしてカーテンコールに立つまで完成を目指して行って、その終わりを未完成として次の日、また完成を求める。完璧な未完成を目指すっていう…。毎日上に向かって努力をできる人間しか演劇の世界に入ってこれない。真剣佑なんかまさにそうで、見えるんだよね伸び代が…」と哲学的な言葉で舞台ならではの魅力を語ります。
また、岸谷さんは「諦める」という言葉について、「諦めるとは明らかに極めること。明らかに極めるっていうことが諦めるなら、逆に言うと、極めてないのに諦めちゃいけないんだよね」とコメント。
この言葉を聞いた西川さんは公演の最終日を迎えても「ここはこうしよう、この台詞をこうしようっていう五朗さんの本当に良いものを届けようという感覚。これは絶対、何にでも繋がることなんで本当に勉強になりました」と、常に努力を惜しまない岸谷さんの姿に感銘を受けたことを明かしました。
■岸谷五朗の名言に「素敵な言葉」と反響
今回の放送にはネット上で、「演劇は『完璧な未完成を目指す場所』さすが五朗さん」「完璧な未完成を目指す(日々上を目指す)明らかに極めるが諦める素敵な言葉だねぇ」「完璧な未完成を目指す、って岸谷さんかっこよすぎるやろ」などのコメントが上がっています。
毎日公演が行われる舞台ならではの魅力を哲学的に語る岸谷さんが素敵でしたね。また、「極めるまで諦めちゃいけない」という言葉にもグッときた人は多いのではないでしょうか。
(文:かんだがわのぞみ)