6月27日の「アメトーーク!」(テレビ朝日系)は「ネタ書いていない芸人」をオンエア。お笑い芸人達がネタを書いている側、書いてない側で別れて議論を交わす内容が好評でしたが、謹慎処分を受けた雨上がり決死隊の宮迫博之さんの出演シーンがカットされる編集と、披露された「かまいたち」のネタが「タイムリー過ぎる」と話題になりました。
ネタ書いている側と書いてない側が議論を交わす?
27日の「ネタ書いていない芸人」に、かまいたち、ダイアン、アンガールズ、コロコロチキチキペッパーズ、そして、ジャングルポケットと5組の芸人が登場。
出演者は、「ネタ書いている方」と「書いてない方」に別れて議論を交わすことになります。早速、ネタ書いてない方のコロチキ・ナダルさんはネタを書いていないことに負い目を感じつつも「ネタ書いてる方だけがエラいのか?」と疑問をぶつけます。
すると、「ネタ書いてる方」のかまいたち・山内健司さんは「エラくない、書いてる書いてないかが問題」と反論。
また、「ネタ書いてない方」のダイアンの津田篤宏さんは、年間たくさんのネタを書いているのならともかく、年間3本ほどしか書かない相方・ユースケさんに「年3本で威張るな!」とグチをこぼします。
他にも、「ネタ書いてない」側のアンガールズ・山根良顕さんは、相方の田中卓志さんに「ネタで床に落ちた物を食べさせないで」、「ツッコミが痛すぎる!」などの主張を展開。「書いてない」側にも主張があり興味深い内容となっていました。
宮迫の出演シーンがカット
通常放送の「アメトーーク!」では、宮迫博之さんと蛍原徹さんが、冒頭のあいさつで番組のテーマに触れてから出演者を呼び込むのが通例ですが、この日は芸人の写真が並べられナレーションで「ネタ書いてない芸人」と紹介が入ります。
さらに、画面下に「この番組は5月30日に収録されたものです」のテロップが表示され、本番中でも収録中にはいたはずの宮迫さんの出演シーンがカットされていました。
それでも、画面をタテ半分に割った2分割の映像を駆使するなど、工夫してなんとかオンエアにこぎつけた印象の今回の放送。ネットでは、放送を見た人から「アメトーク…宮迫消えたけどカットが不自然だ」「不自然すぎるけど編集スタッフすごいな」「不自然だけど仕方ないよね」などの声があがり、違和感を感じた人もいるようでしたが放送できたことの素晴らしさを称える人が多かったようです。
かまいたちの「チンピラが乾杯」にネット民もザワザワ
アメトーークすごい。力技の編集。テーマが「ネタ書いてない芸人」ネタ書いてる側も出演の対立構造でめちゃ面白そうなのに全然内容が頭に入ってこない。終盤オンエアになったかまいたちのネタで「チンピラが乾杯」の名フレーズ。いろいろ神回。仕事します。 pic.twitter.com/PSAb3l2vhe
— RAM RIDER (@RAM_RIDER) June 28, 2019
番組では最後、「ネタ書いてない方」が考案した新ネタバトルを開催、スタジオ観覧のお客さんが面白かった芸人に投票して上位1組だけオンエアされることになります。
見事に1位に選ばれたのは、かまいたち・濱家隆一さん。考案したネタを披露します。かまいたちのネタは「結婚式の司会」というものなのですが、ネタ中に「チンピラが乾杯の挨拶すんの?」という、今回、騒動になっている反社会勢力を彷彿させるフレーズが登場。
ネットでは「かまいたちの濱家のネタ…結婚式にチンピラてなんかリンクしてる…(笑)」「かまいたちのネタ発表で"乾杯の音頭をチンピラに頼む"っていう内容はタイムリー過ぎ」などの声があがり、ネット民をざわつかせました。タイムリー過ぎなネタにはなってしまいましたが、これをあえて放送した「アメトーーク!」のスタッフにもすごいと感じた人は多かったのではないでしょうか。
今回放送されなかった「ネタ書いてないオンエアバトル!!」の敗者のネタはテレ朝動画で見ることが出来ますので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
(文:かんだがわのぞみ)