明石家さんまさんとマツコ・デラックスさんによるバラエティ番組「週刊さんまとマツコ」(TBS系)。7月26日の放送回では女優・財前直見さんが出演。「終活」についてトークを繰り広げ、話題になりました。
(画像:時事)
■「もし明日、明石家さんまが死んだら?」 終活ライフケアプランナー・財前直見がアドバイス!
◤ #週刊さんまとマツコ ◥
◣ 7/25(日)よる6時30分 ◢#終活ライフケアプランナー の
資格を持つ #財前直見 さんに#明石家さんま#マツコデラックス がガチ相談!💰遺産は全部、国に寄付する🏠
と言っていたさんまさん
でも #終活 には
遺産以外にも大変なコトが!?😱 pic.twitter.com/226P1Qm9Pl— 【公式】週刊さんまとマツコ (@sanmatsuko_tbs) July 21, 2021
7月4日放送回で「金遺したところでロクなことにならへんから」という理由で「今持っているお金を全部国に寄付しようとしてんねん」と発言したさんまさん。この発言はスポーツ紙にも取り上げられるなど、世間の注目を集めました。
そこで、今回の放送では「もし明日、明石家さんまが死んだら自分も周りも超大変!」というテーマを取り上げます。
このテーマに対し「縁起でもないテーマやな」と声を上げるさんまさん。一方、マツコさんは「えぇ、どうしよう。明日さんまさん死んだら?」と真剣に悩み「とりあえずすっごい泣くよ。皆はわかんないけど、私はもう泣き崩れる」と告白。さんまさんは満更でもない様子で笑っていました。
この日のゲストである財前さんはお子さんの誕生を機に地元・大分へと戻り、目の前で年老いていく両親や近所の方の為に「何か手助けできることがあったら」という思いで終活ライフケアプランナーという資格を取得。現在では本の出版や講演会も行う、終活のスペシャリストです。
そんな財前さんに対し、マツコさんは「女優さんをやってからそれをやれるってスゴい」と感心していました。
■明石家さんま、推定遺産500億円報道を否定!「3桁の億なんて夢物語」
「さんまさんが死ぬ前にやった方が良いなということを3つアドバイスさせていただきます」と言う財前さん。
1つ目として「莫大な遺産」を挙げます。
さんまさんは「働く面白さとか、明日どうしようっていうのが絶対楽しい。親からもらったもので優雅に過ごすと人として面白くないんじゃないかと思うんです。俺はそうだったんで」という理由で、改めて遺産は全額国に寄付するつもりだと言います。
スポーツ紙に総資産500億円と報道されたさんまさん。財前さんは「500億円…あるんですか?」と確認し、マツコさんも「500億円あるの?」と驚きの表情を浮かべます。
するとさんまさんは「欲しいわ!もうない!」と否定。さらにマツコさんが「『もう』って言ったね、今」と食い下がるものの「3桁の億なんて夢物語。お笑い芸人でなんぼ稼いでも絶対いかない」と否定しました。
財前さんは「例えば500億円ある」とした場合、相続税が55%かかるため、さんまさんの死から10か月以内に子どもが275億円を現金で納付しなければならないことを説明します。
これに「10か月で用意するの大変よ!」「マンション・家、売らなきゃいけない」と驚くマツコさんとさんまさん。そこで、財前さんは事前に遺言書を書いておくべきだとアドバイスしました。
■膨大なコレクションの行方は…!?
財前さんは2つ目にさんまさんが持つ「膨大なコレクション」を挙げ「その処分困るじゃないですか」と指摘します。
さんまさんは「いや困らないですよ」と否定。「それは俺だけの趣味なんで」という理由で、全て捨てて貰って構わないと言い出します。これに驚き「物にも愛情があるんだったら次に大事にしてくださる人に渡した方が…」と言う財前さん。
しかし、さんまさんは「自分が死んじゃったらあとどうなろうがどうでもいいでしょ?」というマツコさんの指摘に「どうでもいい」と頷きます。
さらに「誰かがそれを処分するようにしとけばいいんですよね?」と尋ねるマツコさん。これに財前さんは「そうですね。行方をちゃんと道筋をつけて(おくべき)」だと頷き、エンディングノートを書いておくことが大切だとアドバイスしました。
■生前葬を勧める財前直見に、明石家さんま「TVが生前葬」
続いて、財前さんは最後の3つ目として「人気者としての責任」を挙げ「今『ありがとう』って感謝を伝えたい人は?」と尋ねます。
この質問に対し、「全部にありがとうって気持ちあります」と答えるさんまさん。すると財前さんは「気持ちはあっても伝えられてます?」と質問を重ねます。
これに、さんまさんが「伝わってないと思います」と答えたところ、財前さんは「『ありがとう』を伝える生前葬」を行うべきだと提案しました。
「毎年やろう」「みんな集めて」とやる気を見せるマツコさんとさんまさん。
「今集めたらダメですからリモートですよ」と財前さんが指摘すると、さんまさんは「リモートで生前葬?ほな、TVでしょ。TVに出させていただいているから、これが生前葬」だと語り、スタジオは笑いに包まれました。
■明石家さんまの生前葬に「5時間くらい喋りそう」「斬新。観てみたい」と反響続々!
今回の放送に対し、ネット上には「『さんまさん死んだら日本どうなんねやろな』は実家に帰る度に親と話すし『日本が暗くなるよねー』な結論しか出ないからずっと生きててほしい」「さんまさんの生前葬やったらさんまさんが5時間くらい喋りそう」「テレビで生前葬やるって斬新。観てみたい」など、多くのコメントが投稿されていました。
誰にも等しく訪れる死についてさんまさんが語る貴重な姿が印象的でしたね。
番組終盤、お墓に刻む言葉の話題になり、「ワクワク」という言葉をあげたさんまさん。
終活の大事さを感じるとともに、さんまさんにはいつまでも元気に皆をワクワクさせて欲しいと思った方も多いのではないでしょうか。
【番組情報】
週刊さんまとマツコ
https://tver.jp/corner/f0079301
(文:こじこじ)