シンガーソングライターのあいみょんさんが、4月6日の「タモリ倶楽部」に登場。実は「官能小説」がお好きというあいみょんさんのために、出版社がオススメの「官能小説」の表現を紹介。あいみょんさんと「官能小説」という意外な取り合わせの妙もあり番組が話題になりました。
「タモリ倶楽部」にあいみょんが登場
本日なんと、、
『タモリ倶楽部』に出演させて頂いてます?!
初タモリさん!
嬉しすぎた。。
是非ご覧ください?♂️✨#レジェンド#タモリさんワールドに触れれたのがめちゃくちゃ幸せでした#面白すぎて腹痛かった#そしてあいみょん#番組冒頭の登場の仕方からめちゃくちゃ面白かった#ナイスガール pic.twitter.com/MpuVKZcnZG— かまいたち濱家 (@hamaitachi) 2019年4月5日
4月6日の「タモリ倶楽部」にシンガーソングライターのあいみょんさんが登場しました。実は、あいみょんさんは17歳の頃に初めて「官能小説」を買ってからこのジャンルの本を愛読しているとのこと。この時、あいみょんさんが購入したのが、神崎京介の「滴」という短編小説集。ただし、恥ずかしかった事もありこの時は、雑誌で本を隠して購入したそうです。
ちなみに、「ジャケ買いする」というあいみょんさんがオススメする作品が、神崎さんの「深夜枠」という作品。あいみょんさんによると、意味深なタイトルで「すごい内容を妄想」できるとのこと。そして、あいみょんさん自身の楽曲にも「官能小説」の表現に影響を受けたと語る楽曲が「いいことしましょ」。特に、あいみょんさん自身がインスパイアされたのが「あの丘をこえたいの、一人じゃいけないわ、ほら ここに来て」の歌詞。一見すると、登山のように見えますが、歌詞の中に出てくるワードが、「官能小説」的な比喩表現になっているとあいみょんさんは解説します。
出版社があいみょんにオススメする「官能比喩」とは?
続いて、出版社があいみょんさんの楽曲作りの参考にと、オススメの「官能比喩」をプレゼンします。最初に登場したのが、団鬼六賞大賞受賞作「蝮の舌(うかみ綾乃)」。特に、編集者がオススメするのが「5匹の芋虫が腋窩をすべり」「昇ったり、降りたり、芋虫の登下山がゆっくり繰返された」という表現。
5匹の芋虫は5本の指で、女性の体を山に例えている所が「官能比喩」になります。続いて、紹介された作品は、草凪優さんの「どうしようもない恋の唄」という作品。泣ける「官能小説」と推薦するこの作品は、「お互いが一体となって、甘い果実の実る新大陸を発見しようと誘いかけてくる」などの比喩表現が登場。あいみょんさんは、航海に例え表現する所に「船のこれからの行き先を誘導するのは帆であるって事は、それは女性が上に立っている。つまりリードするって事。なんかそれがいいなと思いました」とコメントしました。
あいみょんお気に入りの「官能比喩」を紹介
あいみょんさんがもう1つ、オススメ本として紹介したのが「官能小説用語表現辞典」。とりわけ、あいみょんさんお気に入りの表現が「潤んだ瞳は見開かれて」。これは一種の絶頂表現で、例文として「背中をぐっと反らせ、息も息も止まり、潤んだ瞳は見開かれているが、何も見ていない」と紹介します。もう1つあいみょんさんは、好きな表現として「侵入者」を紹介しますが、こちらは放送禁止用語連発のため、オンエアではカットされましたた。
次の「Mステ」で何歌うの?
ネットでは放送を見た人から「あいみょんがタモリ倶楽部って」「タモリ倶楽部見てあいみょんが官能小説好きなの知った」「あいみょん出てきた時ちょっと笑ってしもうた」「あいみょんがMステにどんな歌を持って行くのか乞うご期待!何歌ってもそういう歌に聴こえそう」「あいみょん面白いな」などの声があがっていました。タモリさんと今回の企画を挟んだことによって、今後タモリさんが司会をつとめる「ミュージックステーション」出演時の楽曲が違った意味で味わい深いものになると感じる人が多いようです。タモリ倶楽部を見た人だけが分かる官能的な解釈を楽しみたいですね。
今回の放送で、「官能小説」というマニアックなジャンルにあいみょんさんが登場する意外性に反応した人は多く、さらに魅力が伝わったようです。とんでもない「官能比喩」にあいみょんさんが、きちんと解説を加えて行く所は特に笑えました。「官能小説」に影響を受けた歌詞の曲を「Mステ」でも披露するあいみょんさんの姿に期待したいですね。(文:かんだがわのぞみ)