6月1日放送の「NHK MUSIC SPECIAL」(NHK総合)では、椎名林檎さんが出演。創作の苦労を語る椎名さんのコメントが話題を集めました。
(画像:時事)
■「なんで知らないフリするんだろう」椎名林檎、お美しくブチギレ
\📢明日放送!/
🎗#NHKMUSICSPECIAL🎗
デビュー25周年の #椎名林檎 が登場🎉新曲はもちろん
バリエーション豊かな楽曲を
パフォーマンス今注目の劇作家・演出家#根本宗子 との対談も✨
📺6/1(木) 22:00~ NHK総合https://t.co/AoEbYSkMsX
— NHK MUSIC (@nhk_musicjp) May 31, 2023
高畑充希さん主演の舞台「宝飾時計」の作・演出を手掛けたのは劇作家・演出家の根本宗子さん。
椎名さんはこの舞台のテーマ曲「青春の続き」の作詞・作曲を担当。
今回、そうした縁のある椎名さんと根本さんが対談。
根本さんは、俳優を辞めて裏方に100%回った方が仕事がやりやすくなったエピソードを紹介。
それを聞いた椎名さんは「私も歌うっていうことだけを排除したくて…。よく『裏方に回るって言ってるのやめてほしい』みたいなこと仰るけど、今までずっと裏方の仕事してるじゃんと思って。何で知らないフリするんだろうと思ってさ」と、独特の言い回しでズバズバと気持ちを明かしていきます。
ちょっとブチギレ気味にまくしたてる姿の相変わらずお美しいこと。
続けて、「まあ泣きながら書いてるわけよ、こっちは。泣きながら書いてる。でも演出の方もやるじゃない。楽器のドラムがどんなフレーズ叩いて、どんなビートを叩くのかっていうのも、自分がデモで、最初はピアノも弾いてあるし。全部丁寧に組んでいって、詞も書いて、構成も作って、丁寧にやったらそこで力尽きてんのよ」と、創作の苦労を明かします。
また、「ここまでは私がやりましたって言ったら、高畑充希ちゃんだったり、ミューズ、そのためにちゃんと訓練してる人。歌うため、演じるために 体を作れてる人が出てきて、やってくれるんじゃん。すごいクオリティでやってくれるんだし、そっちの方がいいんだよ、絶対に。品質が」と、持論を展開しました。
■椎名林檎と根本宗子の対談に反響
さらに、「もう本当にそこまでやるのに、どんだけの手間がかかっているかを、レンジでチンしてポンじゃないんだよねっていう。歌ってるのがメインじゃなくて、歌ってるなんて年間に一瞬でしかなくてさ、だって私達っていうか」と力説。
続けて、「書く人間って、本当に四六時中書いてますよね?」と伝えると、根本さんは「はい…書いてない時も考えてはいたり」と答え、クリエイターとしての苦悩を共有します。
また、根本さんは自分の時間のサイクルを大事にしながら、締め切りまでに作品を仕上げるようにしていることを明かしました。
今回の放送にはネット上で、「林檎さんのおっしゃるところの『裏方』とは、作った曲をミューズに託して歌ってもらうことを指していると分かったのは良かった」「林檎さんが少し感情的になって裏方の話をしてたのが印象深い」「『もし林檎さんが裏方に行っても、今までの作品がこの世に存在する限り私は生きていけます』って言い切りたいけど自信がないのが正直な気持ちです」などのコメントが上がっています。
椎名さんが「楽曲制作だけに集中して、ミューズと呼ぶアーティストや俳優に歌うことは任せたい」と話していたのが印象的でしたね。
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)