毎週土曜放送のラジオ番組「BUGGY CRASH NIGHT」(FM802)。5月20日の放送では、GLAY・JIROさんが2011年に起きた東日本大震災を振り返り、注目を集めています。
(画像:AFP=時事)
■GLAY・JIRO、改めて震災当時を振り返る「家が潰れるかもしれない」
今夜のバギクラ、音楽で時代を振り返る“GLORIOUS NIGHT CRUISE”のコーナーでは2011年をピックアップします。そして先週に引き続き「わたしとゴールデンウィーク」も紹介します。ジロウ pic.twitter.com/n3xNS6OHk0
— Buggy Crash Night (@bcn802) May 20, 2023
音楽と共に時代を振り返る「GLORIOUS NIGHT CRUISE」のコーナーでは2011年、JIROさんが39歳の年を取り上げます。
2011年3月11日には東日本大震災が発生。地震発生時、JIROさんは自宅にいたと言います。
「当時ね、築30年か40年くらいの一軒家に住んでたんですよ」「で、そこが揺れ始めて、木造建築だったから結構揺れたんだけど」と語るJIROさん。
「ヤバい!」「家が潰れるかもしんない」と思ったJIROさんは、庭に飛び出したそう。
庭にはケヤキの大木があり、JIROさんは幹にしがみつこうとします。
しかし「そこにしがみつこうと思ったらその木もガッツリ揺れてて」と、あまりの地震の大きさに、大木にもつかまれない程だったそう。
「『これは只事じゃないな』と思った、そんな瞬間でした」と、震災の怖さを改めて振り返りました。
■GLAY・JIRO、震災で気付いたエンタメの力「こん時のことはすごい覚えてる」
震災後の2011年5月には、大阪城音楽堂で「BUGGY CRASH NIGHT」の公開録音を開催。
JIROさんは「こん時のことはすごい覚えてる」と言い、当時を振り返ります。
「やっぱり日本中がね、悲しみに包まれていて、そんな中で、まだ日が経ってない中でどういう表情をしてライブやったらいいんだろう」「楽しそうな顔していいのかなっていうのとかそんなことを考えながら演奏したのを覚えてるね」と、震災後すぐのライブということもあり、戸惑いもあったそう。
しかし「でも、ファンの人たちが皆笑顔でいてくれて」と、会場に来たファンが笑顔を見せてくれたことで考えを新たにしたと言います。
「そうだよな、ここで自分たちまで悲壮感持ってやるよりも、本当に世の中が沈んでるからこそエンターテイメントの力で元気付けたいなっていう気持ちを確認したというか、発見した、そんなライブでしたね」と、前向きな気持ちになれたと語りました。
■JIROと共に2011年を振り返ったリスナー「音楽の大切さ実感」
他にも、GLAY初の台湾公演や、当時の流行語やヒット曲を振り返ったJIROさん。
今週の放送に対し、ネット上では「2011年は悲しいことも多かったけれど、RATWツアーなど楽しい思い出も沢山!」「大阪野音でのライブがその後、HOTEL GLAY長居、東北EXPOへ繋がった軌跡改めて、音楽の大切さ実感」「震災の後に聴こえ方変わったわ。もっと自分に何かできないかって」との声が上がっています。
JIROさんと共に、大変な年だった2011年を振り返ったリスナーも多かったよう。
辛い思いをしていた中、GLAYの音楽に救われたファンも多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
BUGGY CRASH NIGHT
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(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)