3月22日、ダウンタウンがMCを務めるバラエティ番組「水曜日のダウンタウン」(TBS系)が放送。「違法アップロード」を問題視した異色の放送回となり、話題を呼んでいます。
(画像:時事)
■今週の水ダウなんかおかしい…?
まもなく22時~放送始まります!!#水曜日のダウンタウン #tbs pic.twitter.com/JiKfiiKAO0
— 水曜日のダウンタウン (@wed_downtown) March 22, 2023
今週の放送は、冒頭からいつもと違う画面方式で放送。
すると、お笑いタレントの小籔千豊さんが登場し、今週の放送の主旨を説明。
小籔さんによると、最近はテレビ動画のネットへの違法アップロードが多発していることから「水曜日のダウンタウン相変わらず違法アップロードされまくってる説」を検証するのだとか。
ネット上の違法動画は、削除されるのを防ぐため、本編で流れた画面のサイズを小さくしたり、周りを関係ない画像で囲んだりといった加工がされています。
そういった違法動画を逆手にとり、今週は本編の放送自体を違法動画風に放送。画面のサイズを小さくし、周りに関係のない画像や枠を挿入した画面で番組終了まで放送します。
本編の枠の上には「SUBSCRIBE NOW」の文字が挿入されるなど、本当に違法アップロード動画を観ているような雰囲気に。
そして、今回は『これまで違法アップロードされた数が多かった企画TOP10』をランキング形式で紹介していきます。
10位~1位を紹介し終わると「ちなみにこれは違法アップロードのランキングですから、嬉しいようではありますが、そない嬉しないということもね、伝えたい」と呼びかける小籔さん。
視聴者に対し「なんか、いっぱい違法アップロードされてて、ええなぁって言うてる場合ちゃいますからねほんとに。やめていただきたい」と釘を刺します。
■水ダウ“違法”に致命的な欠点!松本人志、ツッコミ秀逸すぎて草
すると、スタッフから「今回の企画の最大の欠点があった」との指摘が出たを紹介する小籔さん。
今回番組が行ったのは画期的な違法動画対策ですが、小籔さんによると「この小ささの画面がオンエアとして登録されますと、次逆に、引き伸ばして大きいやつがくぐり抜けてまうから、違法アップロードの方が見やすなってしまうんちゃうかって、スタッフ同士が揉めてますホンマに」とのこと。
つまり、本編で小さい画面を流してしまっては、違法アップロードする側が削除対策として大きく引き伸ばした画面の方を流してしまい、結果そちらの方が見やすくなってしまうのではないか、とうことで揉めているそう。
これにはダウンタウンの松本人志さん、浜田雅功さんも「アホやな!アホやなホンマに」「なんやねん」とあきれます。
そこで「ちっちゃい(画面の)方もオンエアとして登録するけれども、大きい方もオンエアとして登録したらいけるんやないか」と、小さい画面の方も大きい画面の方もどちらもTBSの著作物とすれば、違法アップロード対策になるのではないかということになったそう。
スタッフのドタバタぶりに、松本さんは「大きいやつが何言うとんねん」とツッコんでいました。
■水ダウの思い切った放送形式に視聴者は…
ちなみに、『これまで違法アップロードされた数が多かった企画TOP10』には「浜田雅功の『結果発表』でカラス撃退できる説」「びんぼっちゃまスタイルの服 立ち回り次第でバレずに一日過ごせる説」「窃盗容疑で現行犯逮捕されるダメトッキリ」などがランクイン。
その間もずっと画面は違法アップロードを模した小さい画面のまま放送されました。
今週の放送に対し、ネット上では「今回の水曜日のダウンタウン尖ってて草」「ただの総集編にしないのかっこいい」「相変わらず攻めてる」との声が上がっています。
突然の画面の小ささに、最初は面食らった視聴者も多かったのではないでしょうか。
相変わらず「水ダウ」らしい尖った企画でしたね。これを機に違法アップロード問題がよりクローズアップされるといいですね。
【番組情報】
水曜日のダウンタウン
https://tver.jp/lp/episodes/epx5gy3ggf
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)