WBC「侍ジャパン公認サポートキャプテン」を務める中居正広さん。
入念な取材とリポート能力の高さが好評ですが、過去の番組で「野球」にかける思いが明かされたことがありました。
(画像:時事)
■後輩に語った「オタク」「一番」の大切さ
1月28日放送の「ひるパ!土曜はゆるっとホームパーティー」(テレビ東京系)で明かされたのはジャニーズ事務所の後輩であるKis-My-Ft2 宮田俊哉さんが語った中居さんの助言。
宮田さんはSMAPも出演する歌番組の現場で「キスマイ来て」と中居さんに呼び出されたのだとか。
その時に「お前は何が一番?」と聞かれたそうで、「グループの中じゃなくてジャニーズの中で」何かの一番になることの大切さをアドバイスしたそう。
宮田さんによると「中居さんは野球が好きだったから好きならとことん突き詰めようって思って。なんかもう野球の全球団の二軍三軍の選手とかも全部覚えて。忙しかったけど野球観られるかぎり全試合観てみたいな」と、ここまで詳しくなるには相当の努力があったのだとか。
その話が「めちゃめちゃ刺さった」宮田さんはいまでもこの「何かの一番になれ!何でもいいから何かのオタクになるのが大事だ!」という中居さんのアドバイスを大切にしているそうです。
野球の「一番」であり続けることを選んだ中居さん。
それが中居さんの生きる道であることがよく分かる発言ですね。
さらに、好きなことだからこそ、どのようにして「一番」になるかもこだわりがあるようで、自身の立場についても語っています。
■中居正広「批判もできないし、肯定も絶賛もできない」
中居さんのラジオ番組「中居正広 ON & ON AIR」では、好きだからこそ「ちょっと控えてるところ」を口にしています。
2022年1月の放送で、2021年いっぱいで情報番組「サンデーモーニング」(TBS系)のレギュラー出演を卒業した元プロ野球選手で野球解説者の張本勲さんと、同じく「Going!Sports&News」(日本テレビ系)を降板した江川卓さんについての話題に触れました。
張本さんも江川さんも、野球評論家や御意見番として番組を盛り上げていただけに、野球好きの中居さんにとってはショックだったようで「残念だなー...」と、番組降板を惜しんでいました。
中居さんは「でもなぁ、難しいなー。辛口のコメント、炎上、批判みたいなのが出るって」と、張本さんの歯に衣着せぬ物言いについて複雑な意見を述べますが「僕は好きですから。その辛口のコメントが」と、いちファンであったことを明かします。
「ワイドショーでコメンテーターをしているタレントさんが批判を受けてしまう。なんかこれはしょうがないだろって思うこと。でも、解説で『なんだその解説』とかっていうのは、僕は全然ないんだよなー」と語る中居さんは「野球、僕解説できないんですよ。全く」と、自分は解説者にはなれないのだと語ります。
というのも中居さんは、実際にプロ野球の試合をしているグラウンドやマウンドに立ったことがないということから「やっぱりプロの、あそこのステージに立った(ことのある)人じゃないと批判もできないし、肯定も絶賛もできないような気がする」と考えているそうです。
実際にその経験をした人でないと、解説も評価も見ている人の心には刺さらないのではないかという中居さん。
そのため、試合を見て、感想や素人目線での見解は言えるものの、その他のプロ的なことには触れられないそうで「そこはやっぱり野球が好きでも、ちょっと控えてるところ」なのだと明かしていました。
リポーターとしての立場が、中居さんにとって最も望ましい形となっているようです。
決して前に出過ぎることなく必要な時に必要な情報だけをそっと添える中居さんのリポートは、こういった「自身の立場」の認識と「一番」になるための膨大な労力がなせる技なのかもしれません。
「中居正広 ON & ON AIR」でもWBCの話題が出そうですので次の放送が楽しみですね。
まだまだ激闘が続くWBC、ますます楽しく観戦できそうです。
(おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)