12月24日放送の「ワルイコあつまれクリスマススペシャル」(NHK Eテレ)では、氷川きよしさんがゲストとして登場。
氷川さんは年内で活動を休止する理由を明かし話題を集めました。
(画像:時事)
■氷川きよし、歌手活動休業がなぜ今なのか?
【重大発表①】
来週のワルイコあつまれですが、「クリスマススペシャル」と題して55分の拡大版でお届けできることになりました!!!子ども記者会見に氷川きよしさんが登場!
各コーナーもクリスマス仕様に。さらに新コーナーまで…
12/24(土)10:15放送です!そして、、、#ワルイコあつまれ pic.twitter.com/ZUkixjq6gj
— ワルイコあつまれ (@nhk_waruiko) December 13, 2022
子供たちから質疑応答にゲストが答える「子ども記者会見」のコーナーでは、2022年12月31日をもって歌手活動の休養を発表している氷川さんが登場。
司会の稲垣吾郎さんが「氷川さんといえば来年から歌手活動の休養を発表されてますが、今のお気持ちはいかがですか?」と尋ねます。
話を振られた氷川さんが「ここまで応援してくださった皆さんに感謝の想いをしっかりお伝えして…。今月いっぱい一生懸命歌って新しいスタートというか、新しい地図で」と決意を語ると、稲垣さんは「NAKAMAですね」と洒落た言い回しで応えます。
質疑応答が始まり子供記者が「何で1回休んじゃうんですか?」と尋ねると、氷川さんは「22歳でデビューさせてもらって自分の事を見つめる時間がなかった。必死だったから…。1人の人間として45歳だから」と活動休止する理由を明かします。
また、しんごちんとして参加している香取慎吾さんが「今だったのはどうしてですか?」と聞くと、氷川さんは「年齢が年齢だからあと半分で90歳じゃないですか。90歳まで生きたいですけど、今ギリギリ体力があるかなみたいな」と返答。
さらに、香取さんが「今じゃない時に今と同じような気持ちってあったんですか?」と問いかけると、氷川さんは「ありました。10年前ぐらいの時ですかね。22歳のイメージのままやらなきゃいけないっていうのがすごいプレッシャーで、20代の時はすごい泣いてて、テレビで全然喋れなかったの…。イメージ壊したらいけない思ったので」と過去に抱えていた葛藤を告白。
■氷川きよしが新規も古参も楽しめるようにしている事とは?
演歌歌手のイメージのある氷川さんは近年はポップスにも挑戦し音楽活動の幅を広げています。
そうした事もあり、香取さんが「新しい事に挑戦するって大事だと思うんですけど、その時にずっと今まで応援してくれてた人達がビックリするような新しい事。でも、ビックリもさせたいけど、裏切っちゃいけないみたいなそのへんってどうしてますか?」と尋ねると、氷川さんは「ツアーでは半分半分なんですよ」と返答。
続けて、氷川さんは「前半今まで作ってくれた氷川きよし像のものを袴着て歌うんだけど、後半は自分で作詞作曲したポップス系の作品とか半分ずつにしてます」と、新参も古参のファンも楽しめるようにコンサートを構成している事を明かします。
■氷川きよしにとってもSMAPはスター
氷川さんとSMAPとして出場していた稲垣さん、香取さんとは「NHK紅白歌合戦」で何度も共演。
氷川さんが「スターの2人(稲垣さんと香取さん)がいると喋れなくなっちゃう」と話すと、稲垣さんは「よくお会いしましたよね『紅白歌合戦』とかではね」と応えます。
続けて、氷川さんが「わぁって思ってましたもん」と稲垣さん、香取さんは眩しく見えていたと伝えると、香取さんも「でもうわぁ〜って見てましたよ氷川きよしだって」と同じように氷川さんが輝いて見えていた事を明かしました。
また、香取さんは「夢のステージだからね」と「紅白歌合戦」の晴れ舞台は特別だったと当時の記憶を回顧しました。
今回の放送にはネット上で「しんごちん、ナイスな質問だわ。氷川さん全部を大事にやってるんだね」「吾郎さん慎吾ちゃんは氷川さんにとってもやっぱり大スター」「紅白の話で慎吾ちゃん、夢のステージだからね」「氷川さんに子供たちが質問するの良かったわ」などのコメントが上がっていました。
多くの人々が知りたかった回答を次々と引き出していった香取さんの質問に、高評価の声が数多く上がっていました。
これまでやってきた事と新しい挑戦、それのバランスをどうとるのかという鋭い質問に氷川さんが「ツアーでは半分半分なんですよ」と回答する場面は、リアリティがありますね。
また、「今と同じような気持ちってあったんですか?」という質問にもしっかり答えた氷川さんの姿に様々な決心の裏側を見たような気がしました。
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)