12月20日、ドキュメンタリー番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK)では、X JAPANのYOSHIKIさんに密着した「YOSHIKIスペシャル」を放送。
YOSHIKIさんが素性を隠し地元ボランティアに参加した様子が放映され注目を集めています。
(画像:時事通信フォト)
■YOSHIKIが被災地ボランティアで見つけた“生きる意味”
#YOSHIKIスペシャル、いかがでしたか?
制作陣一同、#YOSHIKI さんの大切な人のことを思いながら、この番組に向き合ってきました。#YOSHIKI さん、#プロフェッショナル の長期間の取材、本当にありがとうございました。番組はNHKプラスで配信中! ※12/27までhttps://t.co/4TTShZs8Lb
— プロフェッショナル仕事の流儀 (@nhk_proff) December 20, 2022
番組では、2019年から約3年半にわたってYOSHIKIさんに密着。YOSHIKIさんの知られざる本当の姿に迫ります。
2019年9月のある日、どうしてもやらなければならないことがあると言い、多忙を極めるスケジュールの中YOSHIKIさんが向かったのは、千葉県鋸南町。台風15号により甚大な被害を受けた地域です。
同じ南房総にある館山市出身のYOSHIKIさんは、完全に素性を隠し、被災地のボランティア活動に参加。
本名の「林佳樹」で登録手続きを行い、「ハヤシ」と書かれた腕章を付けて作業に当たります。
素性を隠して参加したいとのYOSHIKIさんの意向を汲み、取材班も目立たないようにスマートフォンで撮影。番組ディレクターもボランティアに協力する約束で、YOSHIKIさんから撮影許可が下ります。
YOSHIKIさんが担当するのは、敗れた袋からこぼれたもみ殻を袋詰めし直し、運んで積み上げるというもの。
重そうな袋を持ち上げるYOSHIKIさんに、思わずスタッフが「YOSHIKIさん大丈夫ですか?」声かけ。すると、YOSHIKIさんは「大丈夫。名前言わないで」と、徹底して素性を隠す素振りを見せます。
■Y「売名と言われても偽善と言われても僕はいい」
40度近くもある温室で黙々ともみ殻を運ぶYOSHIKIさん。そんなYOSHIKIさんに、地元の人も「嬉しいです。そうやって、故郷を忘れずに来ていただけるっていうのが」と感激します。
ボランティア活動について、YOSHIKIさんは「売名と言われても偽善と言われても僕はいい。それによって人が少しでも救われるのであれば」とコメント。
そして「少しでもなんか、自分の存在によって、自分の行動によって誰かが救われたっていうだけで、生きてる意味があるんだな。すごく嬉しいし、自分も頑張ろうと思える」と、多忙な中ボランティア活動に参加する意義を語りました。
■YOSHIKIの生き方に視聴者「尊敬できるしかっこいい」
他にも、プライベートジェットでの移動やリハーサルの模様、自身の過去についてのインタビューなど知られざるYOSHIKIさんの姿を凝縮した約70分。
今回の放送に対し、ネット上では「音楽の才能は勿論だけど…あれだけたくさんの人の心に響くのは人の苦しみや悲しみがわかるから。多くの経験をしてるからこそ言葉にも歌にも思いと説得力がある」「今のYoshikiさんの生き方尊敬できるしかっこいい!」「長期の取材でこそ見られたYOSHIKIさんの姿。泣けました」との声が上がっています。
世界的ロックスターであるYOSHIKIさんが温室で汗だくになりながらボランティアに励む姿を見て、感銘を受けた視聴者も多かったようですね。
また、番組ではアーティストとしてのYOSHIKIさんの孤独や苦悩にも迫り、あらためてその偉大さが伝わる内容となったのではないでしょうか。
【番組情報】
プロフェッショナル 仕事の流儀
https://www.nhk.jp/p/professional/ts/8X88ZVMGV5/
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)