11月28日放送の「スイッチインタビュー」(NHK Eテレ)では、佐藤健さんと美術作家の奈良美智さんが対談。佐藤さんがさすがの千里眼で日本のエンタメ界について語った場面がありました。
(画像:時事通信フォト)
■佐藤健がこれから叶えたい夢とは?
佐藤が「奈良の作品好き」で実現した今回の対談。
北海道の2つの場所でのトークですっかり打ち解けた2人は小樽・天狗山にある開運スポットへ
それぞれの願いは#スイッチインタビュー EP2
28(月)夜10:50 #Eテレ #NHKプラスでもhttps://t.co/emM3aovO0L pic.twitter.com/QDTeH4vIVx— NHKスイッチインタビュー (@nhk_switch) November 26, 2022
今回、佐藤さんは自身が出演するドラマ「First Love 初恋」(Netflix)のロケ地となった小樽・天狗山を案内しました。
対談の後半、佐藤さんが「初めて夢というか、明確な自分の意志で目標みたいなものを初めて今持ってます」と話すと、奈良さんも「ええ~? 聞きたい!」と答えます。
佐藤さんは、「日本のエンターテイメントを世界…もうちょっと具体的に言うとアジアに持って行きたいっすね。いわゆるこう…海外の作品に出たいとかじゃなくて、日本で作った日本語でやってるその作品をもっと世界中の人たちに見てもらえるようにしたいですね」と、大きな目標を明かしました。
続けて、「今、韓国ドラマってめちゃくちゃいろんな国で見られてるんですよ。だから韓国をライバル視してるわけじゃなくて、むしろ感謝してて。自分たちの可能性を示してくれたと思ってて、ありがとうと思ってリスペクトを持って。日本でもただの韓国の真似事じゃなくて、日本ならではのやり方を見つけないといけないなとは思うんですけど」と、韓国ドラマの成功に刺激を受けていると力説。
■佐藤健、凄まじいことに気がつく…!映画よりドラマ優先にシフトした深い理由
さらに、「僕は最初にドラマな気がしてて、映画はその後な気がしてて…。例えば日本のドラマが世界に見られるようになったとか、そういう何か変わる時って、ものすごいカルチャーが新しい場所に広がっていく時って必要なのは人間だと思ってる。つまりスターの存在というか、やっぱり羽生君が出てきたことでフィギュアスケートっていうものがめちゃくちゃ広がったみたいな事も近くて」と、大衆を惹きつけるスターの重要性を訴えかけます。
その事を踏まえて、「なので、僕達がまずやらないといけない事は、日本人初のアジアスターを誕生させる事だと思って。そのために僕が思う一番の近道は、いい役者がいい役をやる事。かつ映画より連続ドラマなんじゃないかな、そっちの方が人を愛してもらいやすいんじゃないかって気がしてて、何となく今そんな事を考えてます」と、ドラマを重視する理由を明かしました。
今回の放送にはネット上で、「色んなお話し聞けてすごいよかった!本当に健さんはハートが熱い方だぁ熱い想いがすごい伝わってきて圧倒されました。エンターテインメント界全体の事を一番に考えててファンでいるのがうれしいと改めて思いました」「面白かった。健くんは日本人初のアジアスターを生み出す事、それにはいい役をいい役者がやる事、と思ってるんだ」「貴重な話が聞けました。運が良かっただけじゃない、その時しっかり努力した健さんが居たからあたりまえに努力できる人は輝き、人を惹き付ける」などのコメントが上がっています。
「日本人初のアジアスターを誕生させる事」と熱い言葉で日本のエンターテイメント業界の未来について考える佐藤さん。
Netflixなどにより変化してきた市場の変化をしっかりと捉え、最近は映画よりも連ドラの方が世界の人々に見てもらいやすいのではないかと考えているようです。
この気づきが後の大きな出来事につながっていくような気がしてなりません。これからの活躍に期待したいですね。
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)