7月31日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ系)では、女優の泉ピン子さん、脚本家の内館牧子さん、演歌歌手の天童よしみさんが出演。内館さんが意外な理由でお見合いを断っていた事を明かし話題を集めました。
(画像:時事)
■内館牧子、朝ドラ「ひらり」の成功に「本当に楽しかった」
内館さんは13年間会社員として働いた後、40歳で脚本家デビューを飾り、NHK連続テレビ小説「ひらり」、NHK大河ドラマ「毛利元就」などの人気作を手がけました。
また、幼少期から相撲ファンだった内館さんは、女性初の横綱審議委員会の委員を務めた事も話題に。
今回の番組で、内館さんは「私は力士のまげを結う床山になろうと思ったの。結局ね、特殊な技術を身に付けないと女の人は大変だってあのときに実感したのね」と会社員時代の仕事に疑問を持ち、相撲関連の職業への転職を考えていた事を明かします。
この話を聞いたピン子さんが「まげ結うのって女性でもいいんですか?」と尋ねると、内館さんは「駄目なの分かってたわけ。だけど万々が一っていうこともあるから協会に電話したの。『あの私力士の床山になりたいんですけど』って、そしたら『えっ?あなたがですか?』って言うから『そうです』って言った。で、断られて『残念ですけど女の人は駄目なんですよ』」と振り返りました。
相撲関連の職業に就きたかった内館さんは、北海道から九州までの新聞社や雑誌社に相撲の記者として雇って欲しいと売り込みをするも結局全部断れてしまったとのこと。
内館さんが後に執筆した「ひらり」は相撲部屋を舞台にした物語。そうした事もあり、内館さんは「そのぐらい一生懸命だったのが『ひらり』で、まぁうまく花開いたといえば聞こえはいいけど…。だから『ひらり』はね、もう本当に楽しかった。で、あれが(視聴率)40何%取って当たったから」と過去の悔しい経験が作品という形で結実した事を明かしました。
■内館牧子、意外な理由で縁談を断っていた!
ピン子さんが「内館先生何人兄弟ですか?私たち一人っ子なんですよ」と家族について尋ねると、内館さんは「私、弟がいて2人。で、サラリーマン家庭だったから全然貧困とかもないし、別にすごい富裕層でもないし、だから学校大学出てコネで大きい会社入って…エリートと結婚しようって思ってたのね」とコメント。
続けて、内館さんは「だけど自分の趣味がやっぱり北の富士・小林旭なんですよ。これだけはね譲れないんですよ。そういう人はなかなか大企業にタイプとしていないのね」と理想の男性像を明かします。
ちなみに、内館さんはお見合いをするも「張り手一発で土俵の外に出ていくような男は嫌なの」と縁談を断っていたそうで、業を煮やした父親に「普通の男は張り手なんか食らわないんだ。土俵なんか立たないんだ」と怒られてしまったとのこと。
今回の放送について、ネット上では「北の富士と小林旭が理想のタイプの内館牧子さん。張り手一発で相手を倒せるような人がなかなかいないと、お見合いを断り続けたと。若い頃ってあるかも」「内館牧子さんって実はめちゃくちゃ面白い人なんだなー。初めて知った」「内館先生の話の回しが上手」などのコメントが上がっています。
「張り手一発で土俵の外に出ていくような男は嫌なの」と縁談を断ったという内館さん。そのトークに聴き入ってしまった人は多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
ボクらの時代
https://tver.jp/episodes/ep02wrlzdd
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)