「ところてんの原理みたいなもんだね」矢沢永吉が受験生に送ったアドバイスが話題!

投稿日:2022/07/02 17:40 更新日:

毎週金曜日に放送されているラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!教育委員会」(Tokyo FM)。7月1日は、矢沢永吉さんが登場する「YAZAWA LOCKS!」の放送日。矢沢さんが"選択"に関する熱いトークを繰り広げ、反響を呼んでいます。

矢沢永吉

(画像:時事)

■矢沢、これまでの大きな決断を振り返り「色んな扉を開けざるを得なかったのかな」

番組では、リスナーからのメッセージを踏まえて、矢沢さんがアドバイスを贈ることに。

ある受験生のリスナーから、受験という1つの選択を引き合いに、矢沢さんがこれまでどのような気持ちで大きな決断を下したのか、教えてほしいと頼まれました。

グランジ・遠山大輔さんから、「ボスは、大きな選択をたくさん今までされてきてますよね。人生の中で」と問われると、矢沢さんは「ですね。したんだね。そんなつもりはなかったんだけど。走って走って走りまくったら、そういう色んな扉を開けざるを得なかったのかな。本当は開けたくなかったんだけどね。開けざるを得ないんですよ」と、"矢沢節"で回答します。

「開けたくないというのは?」という遠山さんからの質問には、「開けるとめんどくさいから。やっぱり、なんでもそうよ。新しい扉を開けるっていったら怖いし、行ったこともない。その先が見えないし。見えないこと、行ったことないこと、開けたことのないことはしたくないじゃない。やっぱり、なるべく穏便に済ましておきたい。だって、世の中ってそうでしょ。『なるべく穏便に』って言うじゃない。『可もなく不可もなく』って」と話し、誰しもが何かに取り組む際には新たな一歩目が非常に怖いということを説明しました。

「だから、『見てみないフリ』という言葉があったりするわけでしょ」と一般論に触れつつ、「だけど、やっぱり開けなきゃいけないときは、開けなきゃいけないのよ。怖くても、めんどくさくてもね」と、新たな挑戦のためには避けられない道であることを主張しています。

■「ところてんの原理みたいなもんだね」矢沢が受験生に送ったアドバイスが話題!

さらに、矢沢さんは新たな一歩を踏み出す際の気持ちを「ところてんの原理」という言葉で説明します。

「ところてんの原理みたいなもんだね。プチュッと出したら、もう行くしかないじゃない。僕はいつも言うの。ところてんの仕組みってのは、決断の時にいる時あるよねって。もう無理やりプチュっと出す。『押されたら、もう行くしかないじゃない』というようなものは、多々人生でありますよ」と、思い切った行動が重要であると感じているそう。

さらにリスナーの14歳という年齢に触れながら、「この人にとっては、受験も大きな人生の、大きな扉だよね。これまたいい経験だよね」とコメント。

「これからもっともっと大学の受験から何から、下手したら、今度は大学を出て、就職試験とか。色んなものに行く中の1つが、受験だよね」と続け、人生の中でも大きな決断の1つである"受験"を表現します。

「『頑張ってください』ってのは皆言うし、もうそれは自分の問題だからね。『親に言われるから、この学校を受験する』って言い方はしない方がいいね。中身まで全部知らなくていいから、14だったら全部は無理だから。でも、せめて、『ここの高校の在学生です』ぐらいのタイトルは俺欲しいんだよ! 彼女のためにも、モテたいためにも! って言うんだったら、目的が1つはっきりするじゃない」と、何かしら自分なりのモチベーションを持って受験に挑んでほしいと感じている様子。

「だったら、親に言われたからとか、先輩に言われたからとかじゃなく、自分のために『何がなんでもここの生徒になりたい』っていうのも、これも立派な目的じゃない。っていうことでやったらいいんじゃない?」と、エールを贈りました。

■頑張るための動機は何だっていい、矢沢からの熱いメッセージが話題に

矢沢さんは受験のことを"タイトル"という言葉を用いて表現し、自分なりの「勉強を頑張る理由」を自分自身で定め、日々の勉強に取り組むべきだと考えているよう。

この心構えを持つことで、「受かったとき嬉しいよ。これでね、とりあえず第1個目の挑戦ですよ。受かって、自分の番号かなんかが出てきたら、『あ、俺受かっちゃったよ!』って、それでいいじゃない」と感じられることを伝えています。

そして、「(そのような体験は)これからいっぱい、色んなところで待ってるんじゃないですか」と、締め括りました。

ネット上では、「頑張るための動機なんて何でもいいんだよな」「動機はともかく自分のための目的をね」「自分が行きたいとこに行くべきよね!」と、矢沢さんの言葉に共感する声が続出しています。

自分が「頑張ろう」と思った背景が何であれ、納得できるモチベーションを持って物事に取り組む重要性を説いた矢沢さん。

矢沢さんの言葉に、影響を受けた方も少なくないのではないでしょうか。

【番組情報】
SCHOOL OF LOCK!教育委員会
https://radiko.jp/share/?sid=FMT&t=20220701230000

(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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