4月10日、タレントの上沼恵美子さん、高田純次さんが司会を務める「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ/日本テレビ系)では、ゲストに落語家の月亭方正さんが登場。俳優のウィル・スミスさんの"アカデミー賞平手打ち事件"について言及し注目を集めています。
(画像:時事)
■月亭方正、ウィル・スミスビンタ事件を知らなかった?
アメリカで行われた第94回アカデミー賞授賞式で、俳優のウィル・スミスさんが妻の見た目を揶揄されたことに怒り、司会の男性コメディアンを平手打ちした事件がありました。
世間を賑わせているこの件について、上沼さんは男性コメディアンがスミスさんの妻の病気に関しジョークを飛ばしたことを挙げ「そこを笑いに持っていくっていうのは、どんな腕ある人でも無理や思います」と非難します。
そして「どうですか。方正さんなんかお笑いの王者ですから」と、話題を振られたゲストの方正さん。
方正さんは「僕このニュースを始め知らなくて、知ったのが僕のSNSのコメントに『ウィル・スミスさんにビンタされてください』ってすごい来るんですよ」と明かします。
すると、同じくゲストのパンクブーブー・黒瀬純さんから「年末の!蝶野さんの代わりに!」とツッコミが。
方正さんは年末に放送されていたバラエティ番組でプロレスラーの蝶野正洋さんからビンタをくらうことがお約束ネタになっていました。そこで、SNSユーザーから長野さんの代わりにスミスさんからビンタされてくださいとコメントされていたのです。
方正さんは「なんのことやろうと。意味分からなくて。なんのことやろうと思ってインターネットで調べたらこのことやったんです」と、SNSのコメントがきっかけで事件を知ったことを明かしました。
■月亭方正、ウィル・スミスのビンタ事件「何にも面白くない」真剣に語るも、むしろ上沼恵美子から「優等生の答えで面白くなかった」
アカデミー賞での事件については「僕本当に思ったのがまず、何にも面白くないっていう。あとアメリカと日本の笑いの違いってこんなにあるんだっていう」と方正さん。
上沼さんが「いやそれはアメリカの人も面白くなかったと思います」と言うと、方正さんは「有名な方じゃないですか。コメディアンとしてアカデミーに出るくらいの方やから、その方が言うっていうのはちょっと容認される方もおられるのかな。アメリカのブラックジョークっていうのはこういうことなんかなって思った」と見解を述べます。
そして「でもやっぱりビンタをすると、それをまた認めて『いいぞ!』ってなると、コメディアンの仕事が成り立たないんですよ」「嫌なこと言ったらビンタ。嫌なこと言ったからビンタしたんやって言ったらもうコメディアンの仕事が成り立たない」と、芸人としての立場から考えを主張。
最後に、方正さんは「だから僕は絶対に暴力はいけないと思うけど、どっちが好きやねんって言ったらウィル・スミスさんです」とまとめます。
しかし、上沼さんから「なんか優等生の答えで面白くなかった。長いわりには」と真顔でツッコミが。これにはスタジオも爆笑の渦に包まれました。
■方正へのツッコミに視聴者「やっぱり上沼さん面白い」
番組では他にも、妻が侮辱された時に夫が取るべき行動や芸能人の不倫騒動などを取り上げました。
今回の放送に対し、ネット上では「今日のクギズケ楽しかった」「やっぱり上沼さん面白いなあ」「上沼恵美子のおしゃべり聞いて爆笑しないと来たる月曜への憂鬱感乗り越えられない」との声が上がっています。
方正さんが真面目に語った後の上沼さんのツッコミはさすがでしたね。
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)