3月27日、タレントの上沼恵美子さん、高田純次さんが司会を務める「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)では、芸能リポーターの井上公造さんが最後のテレビ出演。2011年に芸能界を引退した島田紳助さんについて語り話題を呼んでいます。
(画像:時事通信フォト)
■井上公造、36年の芸能記者人生で記憶に残る三大ニュースを発表!
番組では、井上さんが36年の芸能記者人生で記憶に残る三大ニュースを発表。その一つに、島田紳助さんの引退がありました。
井上さんは、島田さんが引退会見を行った当日のエピソードについて語ります。
引退会見の日の昼間に島田さんから「今日夜空いてる?」と電話をもらった井上さん。「実は数日前からメールのやりとりとかで、あら?ちょっと何か揺れてるなという感じは正直感じてて」と、当時の心境を語ります。
電話で井上さんが「お辞めになるんですか?」と聞くと、島田さんは「決めた。もう変わらない」と答えたそう。
そして「その時間に空いてたら会見にきてほしい」と言われ、井上さんは会見場に行ったそうです。
■井上公造、島田紳助が抱いた『M-1』への強い思いを明かす「現役の芸人が現役の芸人を審査することの難しさ」
島田さんには「すごい可愛がってもいただいた」と語る井上さん。「印象的なのはですね、M-1への思いってすごい強かったんですよ。ご自身が創られたんで」と、島田さんが漫才コンテストの「M-1グランプリ」にとても熱い思いを持っていたと語ります。
井上さんによると、当時の島田さんは「現役の芸人が現役の芸人を審査することの難しさという壁にぶつかっていた」とのこと。
井上さんは「これは紳助さんがよく言ってて『俺は現役だからね』って。で、やっぱ『審査されてるほうが、この人に(審査)されるなら仕方がないと。この人に低い点数をつけられてもそれは自分が未熟なんだと思える人が審査員にしないといけない』と」と、島田さんの当時の思いを語ります。
島田さんは「女性の審査員が1人は必要だと。今の時代」「いろいろ考えたんだけど、やはり漫才をやったことのある人じゃないと話にならないから、上沼さん以外いない」と、審査員に上沼さんを迎える経緯についてかなり熱く語っていたそう。
井上さんの話を聞き、上沼さんも「かなり言っていただきました」と当時を振り返ります。そして、島田さんについて「いい意味でえげつない番組を作って下さいましたね」とコメントしました。
■上沼恵美子、井上公造を労う「タレントさんからの信頼をちゃんと得てた」
最後の出演となる井上さんについて、上沼さんは「井上公造さんだけだと思うんですよ、タレントさんからの信頼をちゃんと得てたっていうのが、私すごいと思うんです」と絶賛。
そして「私ハワイに家持ってた時に、井上さんが一番来られました」と、井上さんと付き合いがあり、よく遊びに来ていたことを明かします。
「主人も親しくさせていただいて。高いワイン持ってきてくれるの!」と上沼さん。「何十万もするワインを持ってきて、もう主人がガボガボ飲むのよ」と言い、スタジオを沸かせます。
そして「これからも、大阪の方に時々いらしてくださいね」と言い、井上さんを労いました。
■番組卒業の井上公造に視聴者「長い間ご苦労様でした」
他にも、ビートたけしさんのバイク事故や宮沢りえさんの破局騒動を三大ニュースとして取り上げた井上さん。
今回の放送に対し、ネット上では「井上公造さんは、心の美しい人なのでしょう。長い間ご苦労様でした」「公造さんお疲れ様でした」「今日のクギズケは寂しかった。でも、楽しかった」との声が上がっています。
最後まで貴重なエピソードを語ってくれた井上さん。最後の出演を惜しむ声が多く見られました。
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)