2月20日、お笑いコンビ・ダイノジのYouTubeチャンネル「ダイノジ中学校【ミュージックチャンネル】」では、男性アイドルグループINIのデビューシングル曲「Rocketeer」について語る動画が更新され、共感の声が多数上がりました。
■「初めて聞いてひっくり返った!」INIのデビュー曲『Rocketeer』をダイノジも大絶賛!ファンを唸らせたINI論が凄い
今回の動画は、昨年11月3日にINIのデビュー曲として発売された「Rocketeer」のミュージックビデオ(MV)を観た上で、ダイノジの二人が率直な感想を語っていくという内容でした。
INIの所属事務所は吉本興業のグループ会社ということで「少し距離をとっておきたいわけじゃないけど、やっぱり(吉本興業の芸人である)自分らが言うと、なんか広告くさいじゃん(笑)だから正直、(INIの)シングルをチェックするのが遅れたんですよ」という大谷ノブ彦さん。
その上で「初めてこの曲を聞いたときにはもう俺、ひっくり返ったよ!ヤバイよ!」と興奮気味に語り、MVを視聴しはじめました。
曲中「譜割りが変わってるよね。独特すぎる」と指摘した大谷さんの発言を受け、MVを観終えたあとに大地洋輔さんは「確かに、ラップって『~で、~で』っていうのが昔からある割り方だよね。INIの譜割りは、英語だったらすごい入りやすいですよね。これを日本語でやってるのが変わってる!」と語ります。
さらに大谷さんが「譜割りもメロディーも、完全に海外仕様なんだよね。外国の人が言う日本語みたいな感じにわざとしてて、すっごい面白い。それがポピュラリティがないかって言ったら(違って)、すごくポップに聞こえるっていう。何、この感じ?ってなるよね」と分析しました。
■INIはパフォーマンス濃度の高い人たちの集まり
さらに大谷さんは「ボーイズグループがクオリティを絶対に下げないで、ちゃんと音楽的に優れたパフォーマンスをやって、エンターテインメントで世界に勝負をしに行く姿が、この曲に全部詰まってる」と絶賛。
ここで大地さんが「確かに大谷さんが言っていたように、今はボーイズグループ戦国時代だもんね」とコメントすると、大谷さんは「そう!しかも全部、やり方が違うんだよね。BTS以降、全員がBTSを真似するかって言ったら違うし。そんな中で、BLACKPINKとかもすごく面白いし、日本でも特に人気のあるSEVENTEENも、実は振付・ジャケット・作詞作曲まで全部セルフプロデュースだからね」と、他のボーイズグループを引き合いに出します。
「そんな中で、INIはオーディションっていう形で(メンバーが選抜されているので)技術の高い人たちを集めた、パフォーマンス濃度の高い人たちを集めたグループ。それが、他とは全く違うアプローチで『どうですか?世界の皆さん』って主張しているのが気持ち良いのよ」と熱弁する大谷さんでした。
■「この一曲を聴くためにライブ行きたい」最大級の褒め言葉にINIファンも共感
最終的に、大谷さんは「INIの『Rocketeer』一曲を聴くためにライブ行きたいもん」と締めくくるほど、INIを高く評価していました。
これを受けてネット上では「音楽好きな人に『おもしろい!』と言ってもらえて、INIファンとしては嬉しいです!」「J-POPでもK-POPでも無い、INI-POPを説明して頂いていて聞き入ってしまいました」「INIを取り上げてくださっているということで初めて動画を見ましたが、すごい面白いです!音楽に詳しくて色んな方面からの解釈…なるほど!と思いました」などの声が上がっていました。
またコメント欄には、INIファンからのコアなメンバー情報や、今回の動画では触れなかったINIのおすすめの楽曲についての情報も多数上がっています。
音楽について深く語っていながら、動画を初めて観たという人にも受け入れやすいダイノジのふたりのコメントが、同チャンネルの人気の秘密かもしれませんね。
【番組情報】
ダイノジ中学校【ミュージックチャンネル】
https://www.youtube.com/watch?v=Hu6jd61TAY8
(文:くる美/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)