10月3日放送の「日曜日の初耳学」(MBS/TBS系)の人気企画「インタビュアー林修」では、俳優の小栗旬さんがゲストとして登場。小栗さんが過酷な労働環境について語る場面があり話題になりました。
(画像:時事)
■小栗旬が過酷な労働環境の改善に訴え…
『日曜日の #初耳学 』
今夜10時からは「インタビュアー林修」SP俳優 #小栗旬 さんがこれまでの軌跡、38歳となった今の胸の内、さらには未来のビジョンまで…自らの全てを語ったインタビュー🎤
是非ご覧ください! pic.twitter.com/h9zoEWhd9V
— 日曜日の初耳学【公式】👂 (@hatsumimigaku) October 3, 2021
今回の番組では、小栗さんが俳優やスタッフの過酷な労働環境について語る場面がありました。
そこで「やっぱり僕らは夢を見て欲しいと思ってるところもあったりするじゃないですか。でも、職場環境や労働環境とかもひっくるめて、どんどん経費が削減されていく中でしんどくて辞めていってしまう優秀なスタッフさんっていうのが意外と多かったりするんですよ」と主張する小栗さん。
続けて「みんながなかなか夢を見にくくなっているって事が今正直言って自分の中で一番きついなと思っているので」と本音を明かします。
また、小栗さんは「例えばだけど舞台でアンサンブルっていうダンサーだったりとかをやっているような子たちは体に結構なガタが来てるんだけど…。これを手術すると半年間休まなきゃいけない。でも、そうすると生活できないし、生きていけなくなっちゃうから、無理をしてでもそれでやらなきゃいけない」とアンサンブルの話を例としてあげます。
小栗さんは「それで彼女が例えばホントにその怪我が爆発してしまっても誰も補償してくれないし、そうなると彼女は『もう大丈夫です』って言われちゃうんですよね。そこはやっぱり何かしら補償とかはないと、やっぱりみんな命をかけていけないというか」と業界の問題点を指摘しました。
■「好きだけでは限界がある」赤裸々に語った業界の悲惨な現状とは
そして、林修さんが「お金の欠乏が希望の欠乏に変わってきてるのを何とかしたいっていう」と今までの話をまとめると、小栗さんは『好きでやってんだろう』って僕らは言われながらやって来た部分もあるし」と言います。
続けて、小栗さんは「『好きな事が仕事になってるからいいじゃないか』って言われて来たけど、好きだけでは限界があるっていうような状況を結構見て来てるので」と労働環境の改善を訴えかけました。
また、小栗さんは「今自分で思ってる事でいうと最低でも自分の現場だけは変えていきたいと思っているようなところはあるので」とコメント。
さらに、小栗さんは「まぁホントに変な話、最低賃金の底上げをしていきたいっていうところもあってスタッフさんの…。そうするとやっぱり夢を持って入ってきた人たちが思う存分仕事ができるみたいなこととかあるといいなと思ってたりもするので」と熱弁しました。
■小栗旬×林修のトークに反響
今回の放送に、ネット上では「好きだけでは限界がある、最低賃金の底上げ、最低限の教養と常識を小栗さん は言ってるよね 。作品以前に一般常識人だし、家庭に対しても絶対的に理想のパパ」「好きだけでは限界がある…か。小栗旬さんの話、熱いね!!」「好きだけでは限界がある。うん。なんか分かるなぁ…」などのコメントが上がっています。
「好きだけでは限界がある」と過酷な労働環境の改善を訴えた小栗さん。その言葉には重みがあり、共感した人は多かったようです。
【番組情報】
日曜日の初耳学
https://tver.jp/corner/f0085208
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)