10月3日、各業界で活躍するクリエイターにインタビューをするYouTubeチャンネル『CREATIVE TRAIN』では、"ヒャダイン"こと前山田健一さんがゲストに登場し、ある激レアな場所で貴重な話をたっぷりと語りました。
(画像:時事通信フォト)
■まるで本物!?ヒャダインも思わず絶叫!普段は絶対に入れないJR東日本企画の激レア会議室とは
同チャンネル開設から1周年を迎えるということで、今回は音楽クリエイターとして活躍するヒャダインさんをゲストに迎え、同チャンネルを制作しているジェイアール東日本企画にて撮影が行われました。
冒頭、スタッフに案内されるがままに社内を進み「プレゼンテーションルーム」と書かれた部屋に連れてこられたヒャダインさん。
やや緊張した面持ちで中に入ってみると、なんとそこは、E235系という山手線の再新車両を模した特別仕様の会議室となっていました。
これには、ヒャダインさんが思わず「わ〜!」と絶叫。山手線の座席はもちろん、吊り革や、実際にモニターとしても使うことのできる液晶画面など、細部まで完全再現されており、ヒャダインさんは「だって俺、今日リアルに乗ってきましたからね」と感動していました。
本来は社員しか入ることのできない会議室ということですが、今回は特別にこちらの部屋でインタビューを受けることとなりました。
■ヒャダイン、コロナ禍で見えた“本当に大切なもの”とは?「痛いほど感じました」
「よく乗る鉄道路線は?」という質問に、ヒャダインさんは「よく乗るのは、本当にガチで山手線です。夜中にみんなグッタリしてる中で、僕もグッタリ乗っているときもあれば、満員電車で『うわ〜、キツ〜』ってときもあれば。いろんな僕を見ているのが、山手線ですね」と答えていました。
さらに「この1年はどんな年でしたか?」という質問には「本当に大切なものが見えてきた1年ではないかな、と思いますね」というヒャダインさん。
「(コロナ禍で)人とも会えなくなって…僕は単身者なので、もう誰とも会えないってなって結構ふさぎ込んでたんですが、そこから少し浮上してきたのが(1年前の)9月、10月くらいだったんですけど。そこから、1番大切なのは、やはり人とのつながりだということを痛いほど感じました」と語りました。
そして、こんな時だからこそ友人を大切にしようと心掛けるようになったのだそうです。
また「この1年でクリエイティブな生活に変化はあったか?」という質問に対しては「こんな時代だからこそ、できることを好意的に考えようと思って、曲作りはしてますね」とコメントします。
「例えば(感染症対策として)ライブで声が出せないという状況だったら、曲の間奏で『みんなで団扇であおいでみよう』っていう歌詞を入れたら、声を出す代わりにうちわであおぐ(ことで参加する)ことができるんじゃないかとか」と、曲作りへの前向きな影響についても語っていました。
■「アーティストの補助線を引いてあげる」ヒャダイン語録飛び出す
さらに、ヒャダインさんは「自分にできること、できないことをより意識して、自分にしかできないことを楽曲に色濃く反映させるように変わりましたね」と言います。
もともと、ヒャダインさんの楽曲は「おもちゃ箱をひっくり返したよう」と評価されていたそうで「そのひっくり返し度をもっと強く、こだわるようになりましたね」「『どういうこと?えっそっちいくの?』って、聴いていてビックリするような感じ」と語りました。
また、アーティスト本人の表現だけでは伝わりきれない魅力を、曲によって引き出してあげることも意識しているそうで、ヒャダインさんはこれを「アーティストさんの補助線を引いてあげる」という独自の言葉で表現します。
このほかにも、自分の中で変わらない信念や、今後クリエイターに求められるものなど、ヒャダインさんらしいポジティブな表現でたっぷりと思いを伝えていました。
日頃から見慣れた山手線の車内風景も手伝って、よりリラックスした状態でインタビューを受けられたのかもしれませんね。
次回の動画でも、ヒャダインさんのインタビュー後半が見られるようなので、そちらも楽しみですね。
【番組情報】
CREATIVE TRAIN
https://www.youtube.com/watch?v=0XAZUHibI5E
(文:くる美/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)