9月1日、お笑いコンビ・ロザンのYouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」では、"密フェス"として問題となった音楽フェス『NAMIMONOGATARI2021』について議論する動画を公開。菅広文さん、宇治原史規さん両者の客観的な視点が共感を集めています。
■ロザンが"密フェス"に怒り!テレビ業界の飲み会問題にも言及「イメージむっちゃ悪なってない?」
愛知県で行われ、観客の密集状態や感染対策の甘さが問題視されているHIP HOP音楽フェス『NAMIMONOGATARI2021』。
「率直な感想で言わしてもらうと、やっぱりイメージは悪くなった」と菅さん。
「ちゃんとしてるフェスがあることもわかってんねん。で、そういう音楽をされてる方が、あの、感染対策を全部守っていないってことじゃないってこともわかってねん」と断りを入れつつも、正直な思いを告白します。
そして「これってテレビも近いよな」と、テレビになぞらえる菅さん。
芸能人やテレビ局の社員が緊急事態宣言下で飲み会をして問題視されていることに触れ、「テレビのイメージむっちゃ悪なってない?」と問いかけます。
いったん、テレビに出る側の人間として「ちゃんと(感染対策)してる局員の方って、ごまんとおるやん」と断りを入れる菅さん。
しかし、「『ごまんといるんですよ』ってどんだけ叫んだところで、『いやごめん、イメージ悪いですわ』ってなってもしょうがないことやと思う」とコメント。
そして、今回の問題で「一番怒ってる人って、すごい、フェスに参加してた人ちゃうかな」と言います。
宇治原さんも、「フェスが好きな人か、あるいはまぁ、その音楽を愛しているアーテイストの人たちが怒ってるだろうし、怒っていてほしいよね」と同意。
菅さんは、「『何してくれてんねん!』みたいなんが」と、本当にフェスや音楽が好きで世間に広めたい人こそ、今回の件に怒りを感じているのではないかと私見を述べました。
■"密フェス"もう一つの問題点は…菅「ゴミの密」
続いて、菅さんは「すごくね、着目したんが、僕ね…ゴミ!」「終わってからのゴミ、むちゃくちゃやねん!」と、フェス終了後にゴミが散乱していた問題に言及。
コロナ禍の感染対策については人によっていろいろ意見があるにせよ、「このゴミはどう説明すんねん!」と、コロナ禍に関係なくゴミ散乱は問題だと主張します。
宇治原さんも「結局、そこにゴミをその大量に置いて帰る人たちなんであれば、感染対策に対する意見ていうのは、正直聞く耳を持たれなくなりますよっていう」とコメント。
菅さんは、フェス後のゴミの様子を「来た人数と同じぐらいのゴミやったで」「ゴミの密」と表現。
「あれ見ると、やっぱり感染対策を守っていない人とゴミの量って比例するんだなっていうのは思ってもおかしくないよなー」と疑問を投げかけました。
■ロザンの見解に視聴者「すごい納得」
他にも、主催者側の対応や自分たちが出演者側だったらどのように対応していたかなどについて議論した今回の動画。
2人の意見に対し、ネット上では「すごい納得できました」「代弁してくださり、ありがとうございます。本当に、音楽とフェスが好きで対策して我慢している身として、今回の件は憤りを隠せませんでした」「ひとつの事例から汎用性のある話をしてくれるのがロザンさんの好きなところ」との声が上がっています。
様々な意見が飛び交っている"密フェス"問題について、ロザンの2人が客観的な視点でまとめてくれた動画となったのではないでしょうか。
【番組情報】
ロザンの楽屋
https://www.youtube.com/watch?v=2XniX7HsJPY
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)