8月16日、フリーアナウンサーの古舘伊知郎さんのYouTubeチャンネル「古舘Ch」では、シンガーソングライターの松任谷由実さんとの交流について語る動画を公開。松任谷さんへの懺悔が話題になっています。
(画像:時事)
■松任谷由実を怒らせた古舘伊知郎のウケ狙い、音信不通に…
1980年代、ラジオでの共演をきっかけに、松任谷さんとの交流が始まったと言う古館さん。しかし、その後、とんでもないことをして松任谷さんを傷つけてしまったと言います。
それは、古舘さんが司会を務めていた音楽番組『MJ-MUSIC JOURNAL-』(フジテレビ系)の放送第1回目の時のこと。番組では一部、松任谷さんに批判的なVTRが流れたのだとか。
古舘さんは当時の心境を「1回目だから気合入ったってエゴイズム。なんか仕事でウケ狙おうっていやらしさ。そういうものが充満してたと思う」と振り返ります。そして「いちばん、俺が最後ユーミンに悪態ついたんですよ」と振り返る古舘さん。
当時は「ユーミンの天才ぶり、凄み、強烈なファンだったから、なんか、すごいなと思ってるのがひねくれてひっくり返って」との気持ちから「(松任谷由実は)"荒井由実"の無名の時代に戻るべきだ」「今もすごい。才能はすごい。ど天才。だったら、今はマーケティングが凄すぎやしませんか」などと言ってしまったと告白。
当時の古舘さんは、松任谷さんについて、若者の嗜好性を曲や詞に反映させたり、ラグビーが流行っているから『ノーサイド』という曲を作ったりという噂レベルの話を本気にしていたと言います。
それゆえ「そんなマーケティングみたいなことする必要ないんだ」「荒井由実でもう一回行きましょう」と言ってしまったそう。古舘さんによれば、松任谷さん本人もその時の放送を見ていたそうで「僕にものすごく腹を立てたと思うんですよ」と思いを巡らせます。
「それから全く音信不通になりました」と古舘さん。「僕も反省したがゆえに、許して下さいなんて謝りに行くことすらも失礼じゃないですか」と、自ら身を引いたと言います。
■偶然再会した時のユーミンの「大人の対応」とは?
松任谷さんとはそれ以後ずっと会わないでいたところ、6~7年前に偶然病院で隣り合わせたのだとか。
すると、松任谷さんの方から「古舘さん『報道ステーション』この時間だけど、何時ぐらいに毎日入るんですか?」と声をかけてくれたそう。古舘さんは「だいたいこれ(病院)が終わってから4時半から5時の間に夕方入るんですよ」と答え、それから普通に世間話をしたのだとか。
「じゃあ古館さんお先に」と言って席を立とうとした松任谷さん。そこで医者から「タクシー呼びましょうか」と聞かれると、松任谷さんは「いいいい。表通りまで出てタクシー捕まえて帰りますから」と言い、古館さんに向かって「失礼します」と挨拶して出て行ったそうです。
古舘さんは、当時の様子を「これはユーミンの大人対応」「俺に対して普通に接してくれた」としみじみ振り返りました。
■“その後”のユーミンファンの反応は!?
松任谷さんとの出会いから懺悔までを詳細に話した古舘さん。
ネット上では「ガチでユーミンファンなので、今回の話は非常に興味深く面白かったです」「ユーミン見てくれてたらいいなぁ」「古舘さん、今になって話してくれてありがとうございます! ユーミンファンとして感謝します!」との声が上がっています。
古館さんの知られざる懺悔エピソードが聞けて、松任谷さんのファンにとっても嬉しい動画となったようですね。
【番組情報】
古舘Ch
https://www.youtube.com/watch?v=rzP-SX_XXGo
(文:二木もなか)