アンタッチャブル・山崎弘也さん、柴田英嗣さん、サンドウィッチマン・伊達みきおさん、富澤たけしさんの4人がMCを務めるバラエティ番組「お笑い実力刃」（テレビ朝日系）。6月16日放送回では、ナイツ・塙宣之さん、土屋伸之さんが出演。「漫才の立ち位置の決め方」や「ツッコミで意識している事」を明かし、話題になりました。
（画像：時事)
■【判明】ナイツはアレが逆だった！「元々ナイツって前に…」明かされた意外過ぎる"過去"
最高の漫才と、コント🤣✨
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— 【公式】お笑い実力刃（じつりょくは） (@neta_sand) June 16, 2021
視聴者から投稿された「切れ味鋭い質問」（通称：切れ味質問）を通じて、実力派芸人の“お笑い”を分析する番組。
この日のゲストであるナイツは、山崎さんが「関東の漫才を支える屋台骨」、伊達さんが「東京漫才の筆頭」と高く評価するTHE漫才師で、現在でも年間150を超える寄席に出演している事から「浅草の星」とも呼ばれています。
そんなナイツの二人に対し、ファン歴13年だという視聴者から投稿されたのは、「結成当初は立ち位置が今とは逆だったというのは本当ですか？」という切れ味質問でした。
立ち位置が逆だったという事を「あんま覚えていない」という土屋さんに対し、「俺は覚えてる」という塙さん。
「元々ナイツって前に大学の時に先輩と組んでて。その人が背が小っちゃくて、ちょうどフォルムが爆笑問題さんみたいだったんですよ。で、僕が上手で、ツッコミの人は下手で爆笑問題さんと同じ（立ち位置）」だったと、ナイツの結成当時、今とは逆の立ち位置でやっていた経緯を説明します。
さらに、土屋さんと組む事となった後も、しばらくは同じ立ち位置でやっていたものの、「ツッコミは右手の方が叩きやすい」という理由で変更した事を明かしました。
現在、どつき漫才のイメージがないナイツですが、結成当初は立ち位置を変更する程、どつき漫才に力を入れていたそう。
これには伊達さんや柴田さんも、「えっ、やってたの？」「ツッチーがこれ（どつき漫才）やってたの？」と驚いていました。
■柴田、伊達。それぞれがツッコミで意識している事とは？
当時は柴田さんのような「キレッキレな動き」を真似しようとしていたと打ち明ける土屋さん。
塙さんは、アンタッチャブルが2004年にM-1で優勝した事で、テンションが高めな東京漫才を土屋さんが意識していたのではないかと指摘します。
土屋さんはこれを認めつつ、「すぐに向いてないってわかって、今みたいな大人しい感じにしました」と告白。
塙さんは「叩き加減がわかんないから、マジで痛い」と当時を振り返りました。
そんな土屋さんは、柴田さんと伊達さんに対し、「ツッコミで意識してることありますか？」と逆質問します。
柴田さんは、「結局はもう"感情"。ほとんどそうでないと対応できない。だって、（山崎さんが）知らないこと言うんだから。幾つ（ツッコミを）用意したって結局出せない」と答え、「お披露目会がないんだから、俺の台本帳には」とコメントして笑いを誘います。
一方、伊達さんは「後半に向けて上がっていくツッコミ」「富澤のボケをお客さんが知るか知らないかくらいのテンポ」と二つのポイントを挙げ、「お客さんがツッコみたいタイミングのちょっと1拍前でツッコむ」事を特に重視していると明かしました。
■二組の立ち位置の決め方は？山崎が明かした理由に柴田驚愕「知らなかった」
続いて二組の「立ち位置の決め方」が話題となります。
アンタッチャブルの場合、山崎さんが「ダウンタウンさんに憧れてきてるから、ボケは松本さん側に立つもんだと思ってる。だから自然と下手」に立つ事になったと告白。
これまで、「1番初めにそれで立ったから」という理由だと思っていたという柴田さんは、「知らなかった。ずいぶん俺の右サイド取りに来るなと思ってた」と明かし、スタジオは笑いに包まれました。
一方、アンタッチャブルと立ち位置が逆のサンドウィッチマン。
伊達さんは、「高校時代のラグビーのスクラム組む体勢」が現在の立ち位置にまで続いていると明かします。
これに柴田さんは、「スクラムの最前線サンドウィッチマンだったの？」と尋ね、「厳ついなぁ」とコメントして笑いを誘っていました。
今回の放送に対し、ネット上には「ほんとに面白いし保存版」「元々立ち位置は爆笑問題を参考にしていたのね(今は逆)。色々知れて良かった～」「芸人さんのこういう話聞けるの何気に貴重だからいい番組！」など多くのコメントが投稿されていました。
ナイツが元々はどつき漫才をやっていたという意外な事実が印象的でしたね。
今回の放送をきっかけに、改めて寄席に足を運んでみたくなったという方も多いのではないでしょうか。
【番組情報】
お笑い実力刃
https://tver.jp/corner/f0076329
（文：こじこじ）