3月12日、スピードワゴン・小沢一敬さんのYouTubeチャンネル「スピードワゴン小沢のオザワ倶楽部」に、お笑いコンビ・ナイツの塙宜之さんが登場。2人のディープなお笑い談義が話題になっています。
(画像:時事)
■M-1史上最も衝撃的だったネタは?
「M-1グランプリ」の審査員をつとめた塙さんをゲストに迎え、M-1や今のお笑い界についてトークを繰り広げた今回の動画。
M-1の話では、「歴代で最も衝撃だったネタ」というテーマで話すことに。
まず、小沢さんが「俺はやっぱブラマヨだね」とブラックマヨネーズを挙げると、塙さんは「同じですね、感覚は」と返します。
小沢さんが「2005のブラマヨと、2006のチュートリアル超えたネタない気がするね」と話すと、塙さんは「2007くらいまでが割とピークだった気がするんですよね」とコメント。
塙さん曰く、2008年以降は話題や視聴率が上がったものの、本当にネタが面白かったのは2007年くらいまでとのこと。
そして、フットボールアワー、アンタッチャブル、サンドウィッチマンなどの名を挙げ、「今の芸能界、席巻してるじゃないですか」と、2007年までの優勝者の活躍ぶりを取り上げます。
これに対し、小沢さんが「俺ら世代だからあの時代の漫才が面白かったって思うかもしんないけど」と言うと、「おっしゃる通りで」と同意する塙さん。
そして、「もう42(歳)とかになってるじゃないですか。だから(昔のほうが面白いと思うの)だと思いますよね」と語ります。
塙さんによれば、2005年当時は自分自身のレベルも低かったから、その時のネタがとても面白く感じたのではないかとのこと。
「考えれば、毎年優勝者が面白さを更新してくれてるのかもしれないですね」と分析していました。
■M-1審査員・塙の反省点とは?「なんで審査員やってるの?」と聞かれ…
M-1の審査員を3年つとめてきて、反省することが多かったという塙さん。
決勝大会出場者について、「(事前に)見とかなきゃなと思いましたね」と言い、予備知識を入れてから審査するか全く見ないで審査すべきか、悩んでいると明かします。
2018年は、決勝進出者の動画を見て事前に知識を入れ、審査に臨んだという塙さん。
事前に見た動画を参考になんとなく点数を決め、当日の出来で加点などしていたのだそうです。
しかし、「(事前に)見過ぎた」と感じたため、2020年の時は動画などを全く見ずに当日の審査に臨んだと言います。
結局、「10本くらい見といた上で」「自分の中でもこのコンビの基準みたいのもしっかりあって」本番の審査に臨んだほうがよかったと思ったと、反省点を語りました。
するとそこで、スタッフから「なんで審査員やってるんですか?」と唐突な質問が。
「なんで審査員やってるか?」とびっくりしながらも、「オファー来たからやってるだけです」と答える塙さん。
小沢さんが「功績を認められたからですか?」と振ると、「いやーまぁでも、確かにそうなんですよね」と正直に言い、周囲の笑いを誘いました。
■小沢と塙のディープなお笑い談義が「すごい分かる」と話題!
他にも、塙さんが出演した「史上空前!! 笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ」(TBS系)や芸人のバラエティ番組について、話が盛り上がった今回の動画。
ネット上では、「すんごいわかるお話でした」「俺もブラマヨチュートあたりがピークだと思うなぁ」「塙さんはスベッても面白い。出てくるだけで面白い」との声が上がっています。
長年お笑い界を見てきた2人だからこそ語れるディープなトークに、説得力を感じた視聴者も多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
スピードワゴン小沢のオザワ倶楽部
https://www.youtube.com/watch?v=BKdUvtVgnVU
(文:二木もなか)