12月10日放送の「櫻井・有吉THE夜会SP」(TBS系)に嵐のリーダー・大野智さんがゲストで登場し、これまでの出演番組の秘蔵映像を振り返りました。中でも、大野さんと中居正広さんによる「うたばん下克上コント」が大きな話題を集めました。
■秘蔵映像の連続でトレンド席巻!
今日は〜?何の日⁉️
夜会の日✨#THE夜会https://t.co/AfHFEUv9qz— 櫻井・有吉THE夜会【公式】 (@theyakai) December 9, 2020
今年最後の放送となる「櫻井・有吉THE夜会」は、大野さんを迎えて2時間スペシャルが放送され、番組が作成した「嵐とTBS 21年!年表」をもとに、これまでの秘蔵映像を櫻井翔さんとともに振り返りました。
今ではなかなか見られない映像の数々に、ファンだけでなくお茶の間からも、ネット上では「懐かしい!」の声があがり、Twitterでは「#夜会」の他にも「大野くん」「ひみつの嵐ちゃん」「マネキンファイブ」「ダブルパーカー」「フィーエルヤッペン」「中居くん」などの関連ワードがトレンドの大半を占める盛り上がりを見せました。
■うたばん名物「下克上コント」
特に注目を浴びたのが「うたばんの下克上コント」。
「うたばん」(TBS系)は石橋貴明さんと中居正広さんがMCを務めた音楽バラエティ番組 (1996年~2010年放送) で、嵐が出演した際に中居さんと大野さんが繰り広げる「下克上コント」は名物コーナーとして人気を博しました。
MCコーナーでのトーク中に、中居さんが「大野はどうなの?」と話を振ると、大野さんは隣に座る石橋さんから耳打ちで"仕込まれた"暴言を中居さんへ返します。激怒して大野さんへ掴みかかろうとする中居さんを残り4人が体を張って阻止し、一方の大野さんは体の大きな石橋さんに保護されるというお決まりの流れです。
当時、SMAPのリーダーで大先輩である中居さんに、デビュー間もない嵐の大野さんが反撃するコントのため「下克上」と呼ばれ、SMAPや嵐ファンだけでなくお茶の間にも大人気でした。
ネット上では「中居くんVS大野くんのお決まり乱闘シーン面白かったなぁ」「再び見る事が出来て感激。当時うたばんに嵐が出るたびに楽しみにしていた。貴さんが腕の中で大野くんを守るシーンが最高で」など、懐かしい映像に喜ぶコメントが上がりました。
■大野智「すっごいイヤだった」下克上コントの裏話で垣間見えた中居正広の“手腕”と大野智の“努力”
このコントのきっかけは、嵐の中でキャラの薄かった大野さんのために、中居さんと石橋さんが仕掛けたものだと明かされました。
ネットでは「キャラが薄い大野くんのために仕掛けた中居くん。若い頃からやっていたんだぁ」「ゲストにキャラ付けして世の中に認知させるタカさん&中居くんすごかったなぁ」など、他にもモーニング娘。や舞祭組などメンバーを"キャラ立ち"させた中居さんの手腕を称賛する声があがりました。
一方、当時の思い出を聞かれた大野さんは意外なことに「すっごいイヤだった」のだそう。「もう必死で…(耳打ちされるセリフを)一発で覚えなきゃいけないから、すっごいイヤだった」「(セリフを)噛んだら終わっちゃうから、すっごく必死だった!」と振り返りました。
アドリブで瞬発力を要求されるコントだけに苦労も大きかったのでしょうが、大野さんがセリフを返す絶妙の"間"は素晴らしく、当時の放送の中で石橋さんが「大野くんはどんなタイミングでもいけるから凄い」と褒めたこともありました。
ファンからは「うたばんでの智くんの頑張りは伝わっていたよ」「必死だったのね。智くんの笑いのセンス抜群だったよ」「今日の夜会の収穫は『うたばん』の下克上コントを智くんがどれだけ気を張って必死でやり切っていたのかが知れたことと」など、大野さんを労うコメントが続出しました。
大野さんの知名度を一気に上げた名物コーナーですが、得意気に思い出を語るのではなく、あくまでも苦労したことを切々と語るのも大野さんらしいのかもしれません。
これまで詳しく語られる機会がなかっただけに、貴重な放送回となったのではないでしょうか。
(文:アイドル担当ライター このはな)