北村一輝「少しでも可愛いとこ入れてやれ」『 #スカーレット 』常治役の裏話を明かす!

投稿日:2020/12/11 17:14 更新日:

12月10日放送の「ごごナマ」(NHK総合)では、俳優の北村一輝さんがゲストとして登場。北村さんがNHK連続テレビ小説「スカーレット」の裏話を明かし話題を集めました。

(画像:時事通信フォト)

■北村一輝「少しでも可愛いとこ入れてやれ」『スカーレット』常治役の裏話を明かす!

今回のゲスト、北村一輝さんはNHK連続テレビ小説「スカーレット」で主人公・川原喜美子(戸田恵梨香)の父親・常治を演じたことでも話題を集めました。

劇中の常治は、3人の娘を大切に思うものの躾については厳しいことについて、北村さんは「本当に台本で読むともっと酷いんですよ。だから、先に…でもやりたいじゃないですか、やりますと言いました。すぐに。でも、これをそのまんまやるとこれは悪いぞと、どうしようかと…」とコメント。

続けて、北村さんは「こっからずるいところですよね。少しでも可愛いとこ入れてやれと、っていうのは娘のためにやってるっていうのをちゃんと伝わらないと、自分のことだけではなくて、ただただ映像で見た時に、ただ悪いと特に今の若い子達はそういう風にとるんじゃないかと思った時に…。すごいきついこととか、怒ったりするのも全部愛情であったりという部分をちゃんと入れたくて」と厳しさの中にも娘への愛情があることがしっかりと伝わるように演技を工夫したことを明かしました。

■北村一輝が「スカーレット」常治役で表現したかったこととは?

他にも、北村さんは「今って、すごい綺麗なものを求められるんですけど、色んな面があるじゃないですか、優しさも持ってるけど、ずるさも持ってたりって、それでこそ人間っていう部分を…。今は否定されるかも分からないですけど、ドラマの中ではそれも含めて人間だっていうなんか、そこをやっぱ見せたかったいうのは(ある)」と役を通して表現したかったことを力説します。

北村さんの話を聞いた美保純さんが「情けねえな俺はみたいな昔のオヤジ達」とつぶやくと、北村さんは「でもいいとこあるんですよね」と相槌を打ちました。

また、北村さんは「憎めないとか、そういうエクスキューズっていうか、やっぱ僕もやっぱり、ドラマを通して、自分の中で言いたいこともありますし…。やっぱりみんなが生きにくい世の中よりも、いやいや多少間違えていいんじゃないのってメッセージもやっぱり込めてますよね」とコメント。これに、船越英一郎さんも「不完全だからの魅力って言うのかなと」と北村さんの考えに共感していました。

■北村一輝が明かした役作りに反響!

今回の放送について、ネット上では「北村一輝さんの判断で愛嬌と娘への愛情を足していったと。だから結果的にあんなリアルな毒親描写になったんですね」「常治、台本そのままだととんでもなく嫌な奴だからなんとか娘思いなところや憎めなさ可愛さなど出すことにかなり苦心していた北村一輝さん。そのおかげで愛すべきダメ親父にとどまれたのかなあ(言い方)、腕だなあ」「北村一輝さんも、常治は引いたお父ちゃんだったのね。可愛く見える所は北村さんの頑張りだったのね」などのコメントが上がっています。

脚本の段階では、常治にもう少し嫌なところがあったと明かした北村さん。厳しさの中にも愛情のあるキャラクターに仕上げたという裏話を聞いてさすがだと感じた人は多いのではないでしょうか。

(文:かんだがわのぞみ)

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