11月29日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ系)では、人気アニメ「鬼滅の刃」で声優を務めた花江夏樹さん、鬼頭明里さん、下野紘さん、松岡禎丞さんが出演。花江さんが憧れの大先輩・山寺宏一さんの前で犯した失敗談を明かし話題を集めました。
■下野紘が声優に向いている人の条件を語る
11月29日(日)7時~『#ボクらの時代』は、アニメ『#鬼滅の刃』のメインキャラクターを演じる声優が大集合する前編🎉#花江夏樹 さん、#鬼頭明里 さん、#下野紘 さん、#松岡禎丞 さんが思い入れのあるシーン、役作りなどについて語ります⚡https://t.co/qdjXOvSIlZ
— フジテレビュー!! (@fujitvview) November 28, 2020
今回の番組では、人気声優が勢揃いしたということで、どんな人が声優に向いているのかという話題に。
下野紘さんは「でもやっぱり何かね、昔、お世話になってたマネジャーさんと話する機会あったけど、その人もともと役者を目指してたんだけど『自分には向いてないな…。こういう人たちと自分は違うな』って思ったところが何か突き抜けてる部分がある(という話になった)」とマネージャーと交わした会話を回顧します。
続けて、下野さんは「さらに言えば 駄目な部分とか、それをずっと抱えているとかじゃなくて何かしらの形で忘れる。 もしくは向上していくっていう気持ちを持ち続けている人だったりとかそれを表現できる人たちがやっぱ役者に向いてんだろうな」と向上心の大切さを訴えました。
■花江夏樹「よく分かんないやつが急に…」憧れの大先輩・山寺宏一の前で大スベりした失敗談明かす!
下野さんの話を聞いた花江さんは「ポジティブは大事ですよね」と相槌を打ちます。そんな花江さんは「爪痕を残してやろうみたいなのはやっぱ考えますよね」と切り出して、山寺宏一さんに憧れて入った事務所で行われた新年会でのエピソードを紹介。
花江さんによると、その新年会で新人がステージに出て挨拶をするという場面があったと言います。
爪痕を残そうと意気込んだ花江さんは「新しく入りました花江夏樹です。特技はドナルドダックのモノマネです。山寺さん聞いてください、やります」とディズニーのキャラクター・ドナルドダックの吹き替えを担当する山寺さんの前でモノマネを披露したところ、大スベりしてしまったのだそうです。
花江さんは「よく分かんないやつが急に先輩のモノマネし始めて、喋ったこともないのに」とほろ苦い思い出を自虐交じりに振り返りました。
■松岡禎丞、収入事情についてもぶっちゃける!?
そして、松岡禎丞さんは声優の収入事情について「アプリゲームとかが増えて。しかも…。ぶっちゃけた話アプリゲームって単価が高いんですよ」とアプリゲームの仕事は儲かることを明かします。
一方で、松岡さんは「とあるスタッフさんに聞いたんですけど、新しい子を現場に入れて…。その子は基本アプリゲームのお仕事ばっかで。結果的にアプリゲームって、相手の状況を自分でコントロールできるじゃないですか。でもそれをやったことによって現場で掛け合えなくなっちゃうらしいんすよ。自分のお芝居しかしないっていう」とコメント。
また、下野さんも「ここでコントロールするっていうよりも、気持ち的にとか想像的に、今、この状況下でこうなってるから、でも相手にこの言葉を伝えなきゃいけないから…。こういうふうな音になってる、こういう出し方をしてるのをもっと実感してほしいというか、相手とちゃんと会話してほしいみたいなところになってくれたらね」と演技をする上で大事にして欲しい部分を力説します。
松岡さんは「演技って基本嘘ですけどそれを本当にするっていうのが難しいとこであり…。あれっ?何か飲み会みたいな話…」と演技論を語ろうとするも、話が長くなりそうなので切り上げ、番組はエンディングを迎えました。
■「鬼滅の刃」声優陣出演の「ボクらの時代」に反響
今回の放送について、ネット上では「花江くんの山ちゃんの前でドナルドダックのモノマネした強心臓のエピソードで早朝なのにすげえ声出して笑った」「新年会で山寺さんの前でドナルドダックのモノマネした花江さん度胸の塊すぎるな」「山寺さんの前でドナルドダックのモノマネ!?花江さん凄いなぁ…とても緊張したと思う」などのコメントがあがっています。
大先輩・山寺さんの前でドナルドダックのモノマネをやったという花江さんのエピソードからは、花江さんのハートの強さを感じられたのではないでしょうか。
また、アプリゲームの仕事ばかりすると、他の声優との掛け合いに難が生まれるという話も興味深かったですね。
(文:かんだがわのぞみ)