毎週土曜日放送のラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』(bayfm)。8月29日の放送では『夏の終わりになると思い出すこと』というテーマから、堂本剛さんの過去の経験について語られました。
■堂本剛、現在も続く苦悩を語る…
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— #bayfm (@bayfm78MHz) August 29, 2020
今回は、8月最後の放送ということで、トークテーマは『夏の終わりになると思い出すこと』。
番組では「8年前の奈良のshamanippon shipでの楽しかったこと」「2018年のサマソニでの剛くんのいつもと違った一面、才能に魅せられたこと」「16年間過ごした実家と地元の景色」など、リスナーからの夏の思い出の詰まったお便りを、剛さんが次々と紹介していきます。
お便りを読んだ剛さんは「皆さん...やっぱりいろんなね、人生を...当たり前のこと言っちゃいますけれども、生きて、いますよね。で、いろんな記憶というものがあって。んで、その記憶の中には『幸せだったなー楽しかったなー』という記憶もあれば、『苦しいな、辛いな、しんどいな』という記憶がある」と語り出しました。
人間、誰しもそのどちらの記憶も持ち合わせているという剛さん。剛さん自身、傷つきながら得た情景や景色をふと思い出して体に力が入らなくなったり、過呼吸になることなどが、現在もなくなったわけではないと告白しました。
■堂本剛、自分の弱さを受け止め…「人に優しくしたいなと思って」
話題は、剛さんが家族で買い物に行った時の話に。
家族で、ある喫茶店に入り、マスターと仲良く話をして店を出て、違う店で服を選んでいる際にトイレに行きたくなったという剛さん。
近くにトイレが見当たらず、先ほどの喫茶店でトイレを借りようと思って店に戻り、トイレを貸してくれるよう頼んだのだそうです。
しかし、その時に対応してくれた店員の声のトーンが低く、対応も冷たく感じ「迷惑かけちゃうか、やっぱり」と思ってしまったそうなのです。
いろいろな感情が入り混じってしまい、結局トイレは借りずに喫茶店を出たようですが、その後だんだん身体の様子や呼吸がおかしくなってきてしまったという剛さん。
「いちいち傷つく僕が良くないんだろうけど…」と、自分にも非があったと謙虚な姿勢を見せる剛さんですが「人にパーンと(傷付くことを)言われたりすると、すごい傷ついちゃうんですよ、なんか。その人が大したことないと思ってたとしてもね」と、自分の弱い部分も理解した上で話を続けます。
そのような経験を若い頃から積み重ね、心を壊してしまったと語る剛さん。そんな自身の経験から「だから…今でもやっぱりなんかこう人に優しくしたいなと思って」と、優しくも力強く語りました。
■心を壊してしまいながらも強さ「失いたくない」
リスナーからのお便りにあった「shamanippon ship」や「SUMMER SONIC 2018」などのイベントやライブも、たくさんの人の意見や協力があったからできたことであり、いろんな人たちの支えがあったからこそ実現していくのだと話す剛さん。
剛さんは、たくさんの偉大な大人達が、ファンに幸せを繋げてくれる架け橋として活躍してくれていることに、幸せや愛を感じていると言います。
また、辛かったことも身に染みて記憶していると話す剛さんですが、最後は「それ(辛かったこと)を自分の生きていく力に変える強さは失いたくないなぁと、なんかどこかで思っているんです」と自分に言い聞かせるように語りました。
ネットでは「それは傷付くね...」「剛くんの気持ち、痛いほどよくわかる」「口に出す言葉...やっぱりそこには愛があって欲しいな」と、剛さんを労るファンからの優しい声が続出。
感受性豊かな剛さんの繊細な一面に触れ、ファンは、心がぎゅっと掴まれるような時間となったようです。
【番組情報】
堂本剛とFashion & Music Book
http://radiko.jp/#!/ts/BAYFM78/20200829220000
(文:アイドル担当ライター 椎七みつばち)