7月15日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)では、音楽プロデューサーのつんく♂さんが登場。J-POPの未来について熱い想いを語り、話題を集めました。
(画像:時事)
■つんく♂、J-POPの未来への熱い想いを吐露!
つんく♂、声帯全摘出手術から6年。今後の目標は"世界に通じるJ-POPを築き上げること" #テレ朝POSThttps://t.co/dG5EWlUQtZ
— テレ朝POST (@post_tvasahi) July 14, 2020
今回のゲスト、つんく♂さんは、2014年に喉頭がんを患い、声帯全摘出手術を行ったこともあり、会話はパソコンを用いたチャット形式。
黒柳徹子さんがそれを読み上げる形で番組は進行しました。
現在は、妻と3人の子ども達の5人でハワイに暮らしているつんく♂さん。
J-POPの将来について、「J-POPがもっともっと成長し、早く国際基準に追いつき。日本の産物となるように、僕がこれまで学んで来たことを伝授したい。そういうスクールや研修制度を一緒にやってくれるようなパートナーを探しています」と、世界を見据えた熱い気持ちを吐露。
また、つんく♂さんは「日本の繊細さというか、そういうセンスは世界一だと思うんです」とした上で、「でも、J-POPが現状世界の中でも少し出遅れた感もあるので。僕がいままで培った来たノウハウを今の小学生たちに伝授し、世界で活躍できるような足場を作って行けたら良いなって思います」と危機感を感じていることを明かしました。
■つんく♂「エンタメ水準に貢献できるような」
番組エンディング、黒柳さんは「改めてご自分の人生を振り返って、色んなことあったと思いますけど、どんな風にお考えですか?」とつんく♂さんに問いかけます。
つんく♂さんは、「後悔はしたくないけど、やっぱり、色々あるかな」と前置きして、「一番は妻と出会った最初の頃に、もっと優しくして、もっとたくさんデートして、もっとたくさん旅行とかいきたかったです」と、奥様への想いを吐露。
つんく♂さんの言葉を読み取った黒柳さんは、「そっか、あなたが一番有名というか売れてた時だから、そういうことができなかったの」と理解を示します。
すると、つんく♂さんは「あの頃は『仕事一番!』ってスタイルがロックだ、かっこいい! って勝手に解釈してたけど。今思って、結果大病して、この結果じゃ詰め込んで仕事した意味ないじゃんって思ってみたりね、(あ、もちろんたくさんの歌手たち、曲たちと出会えて幸せではあるので。無いものねだりというか、ぜいたくな話なんですけど)」と、創作の面では充実した一方で、私生活では妻にもっと優しくしたかったと後悔をにじませます。
そんなつんく♂さんは、「一番は健康で楽しく! ですが、先ほど言いましたように、日本の子供らの音楽水準というか、エンタメ水準に貢献できるような。そんな仕組みを構築させたいですね」と将来の展望を語り番組を締めくくりました。
今回の放送には、ネット上で、「つんく♂さん、日本の音楽業界の水準を未来のために上げていきたいって素敵だよなぁ。邦楽業界がもっと世界に通用してほしいって、ハワイにいるからこそ思うんだろうなぁー」「つんく♂も、やっぱりJ-POPは世界基準に追いついていないと確信しているんだな」「徹子さんの声しか聞こえないってのも不思議。つんく♂さんの打った内容を徹子さんが読んでくれるから、ラジオみたい。ある意味、こういう形式は多様化な世界」などのコメントが上がっています。
今回はつんく♂さんが打ち込んだ文字を黒柳さんが読み上げるので、いつもよりもゆっくりと番組が進行していくのがとても新鮮だったようです。
また、J-POPの未来についてのつくん♂さんの熱い想いを知ることができ、良かったと思う方も多いのではないでしょうか。
【番組情報】
徹子の部屋
https://tver.jp/corner/f0053928
(文:かんだがわのぞみ)