7月11日、EXITのYouTubeチャンネル「EXIT Charannel」では、漫才のネタを打ち合わせするEXITの様子を公開。その中で、兼近大樹さんがM-1グランプリ出場への意欲を語り、話題になりました。
(画像:時事)
■EXIT、イジリについて真剣討論
今回「EXIT Charannel」では、EXITがM-1グランプリ出場に向けてネタを考える様子を隠し撮り。
ネタについて打ち合わせを始めるEXITは、相手の容姿などにツッコみを入れる"イジリ"について話出します。
兼近さんが、「掴みでけっこうやってましたけど、誰に似てるってイジリはまだセーフだと思うんですけど、行き過ぎたイジリの笑いってのは…」と、イジリに消極的な考えであることを明らかに。
りんたろー。さんが「スキルがない人達がそれを見よう見まねでやって、傷つく人がいるっていうのが、ちょっと…」と、芸人ではない人達がイジリを真似ることに問題があると言及。
続けて、「関係性があるから成立するというか、秀逸だと思うんだよねイジリって、愛情表現だとオレは思ってるし」とコメント。
兼近さんが「お客さんが笑ってくれてるんだったら、ある種の正解ではあるんですけど、それがウケずらくなってきている…」と、観客の笑いのニーズに合わせるべきだと話します。
話し合いの結果、りんたろー。さんが「まぁ、避けた方がいいだろうな…」と、兼近さんの考えに寄り添い、イジリを避ける方向へと決断しました。
■EXITがM-1グランプリ出場を宣言!
今年のM-1グランプリは、新型コロナウイルスの影響で無観客での開催が予想されることから、兼近さんが「その(審査員)世代が面白いと思うことをまずやらなきゃいけないんですよね」と対策を検討。
りんたろー。さんに50代のチャラ男を演じるよう言うなど、兼近さんのネタ考案が次々と飛び出す中、りんたろー。さんが「え、出るでいいのね?」とM-1グランプリ出場を改めて確認。
すると、兼近さんが「出る!」とM-1グランプリ出場への意欲をはっきりと宣言しました。
■兼近「夢を叶えたいですね」漫才への熱い思いを明かす
話し合いは、新型コロナウイルス対策による舞台でのアクリル板設置の問題に。
コンビの間にアクリル板が立てられることに、兼近さんが「しゃべくり合いだったら関係ないですからね!」と気にすべきではないと主張。
りんたろー。さんが「それ用の漫才とか作ってくる人いるのかな?」とアクリル板をネタにするコンビが出てくる可能性を予想。
すると、兼近さんが「それはダメだと思います! 漫才を決める大会でアクリル板はそもそも無いもの、永遠にあるわけじゃないんで、それを生かしたらただの小道具として使ってるんで」と、正統派の漫才ではなくなるとコメント。
さらに「オレはくだりでも絶対に入れちゃいけないと思います!」と、アクリル板をネタに入れることに断固反対の意志を伝えます。
漫才に対する兼近さんの熱い思いに、りんたろー。さんが「燃えてんじゃん、お前」と感心。兼近さんは「ちょっとね」と、照れた様子で返答。
そんな兼近さんでしたが「せっかくだったらね、夢を叶えたいですね」と、最後は熱い胸の内を明かしました。
ネット上では、「M-1出るのかどうするのかと思っていたので、うれしいです」「すごく真剣に考えてるのが知れてよかったです。今年のM-1期待してます!」「お客さん側で色々考えてくれてるの嬉しい」などの声が上がっていました。
今回の「EXIT Charannel」では、客を第一に考えるEXITのネタ構成の真面目さと、M-1グランプリにかける本気度が伺えたのではないでしょうか。
(文:ししまる)