10月18日放送の「アナザースカイII」(日本テレビ系)に杉咲花さんが出演。フランスの都市・カンヌを訪問した杉咲花さんは、カンヌ国際映画祭でのほろ苦い思い出を語り、話題を集めました。
(画像:時事通信フォト)
杉咲、私生活まで役にのめり込み過ぎた過去
カンヌを訪れた杉咲さんは、女優になったきっかけは、志田未来さんの演技だと語ります。志田さんに憧れ、同じ事務所のオーディションを受けたとのこと。
映画「湯を沸かすほどの熱い愛(2016)」で杉咲さんは、日本アカデミー賞の新人賞と最優秀助演女優賞を受賞、女優として注目されました。
「湯を沸かすほどの熱い愛」の頃について、杉咲さんは、「(撮影時は学生だったが)学校に行かないで、現場にずっといたいって思うぐらい、役として過ごす時間が楽しかった。家に帰ってからも役の気持ちが切れなくて……」と、私生活でも役にのめり込んでいたことを明かします。
ただし、「役柄が暗かったり、重たい役が多く、それに影響されたこともあり、ちょっとイライラしちゃったりして」と私生活にも役を引きずった結果、母親の方が参ってしまい、「もう本当にきつい」と告げられ、そうしたやり方を変えるようになったとのこと。
杉咲、木村拓哉から学んだこと「魅力的な役者はそれ以前に人として魅力的」
木村拓哉さんと共演した映画「無限の住人(2017)」で、カンヌ国際映画祭の「アウト オブ コンペティション部門」に選出され、木村さんらと共に特別招待を受けた杉咲さん。
杉咲さんは、映画祭のメイン会場である「パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ」を再訪。
そこで、映画祭の思い出について「全てが終わって、パーティーに行こうとした時に緊張で貧血になった」とほろ苦いエピソードを語ります。
また、共演した木村さんについて杉咲さんは、「撮影の合間に木村さんが怪我をされたんですよ。それでも、私しか映っていない時も私の目線で、アクションシーンでも本番と同じくらいの熱量で動いてくださったりとか、お付き合いしてくださったりして、カメラが回っていないところでも勉強になるところが沢山ありました」とコメント。
木村さんの背中から「魅力的な役者は、それ以前に人として魅力的」ということを学んだ杉咲さん。
「仕事だけ楽しければいいと思っていたが、私生活が楽しくなるにつれ自分自身も明るくなり、明るい役も増えてきた。今はそっちの方がいいなって思いますね」と私生活でもポジティブな変化があったことを明かします。
杉咲の「アナザースカイ」に反響
放送を見た人からは、ネット上で、「お芝居も食べることもだけど好きなことに熱中して真剣に向き合っている花ちゃんが素敵だと改めて思った」「花ちゃんあの笑い方は変わらないけど素敵な女性に成長している木村君のお話しもしてくれてありがとう」。「仕事だけ楽しければいいやと想っていた花ちゃんが今を楽しんでいて何よりうれしい」などのコメントが上がっています。
カメラに映らない場所での木村さんの気遣いや、私生活での役との向き合い方の変化など、色んな人から学び、演技も人生も楽しんでいる杉咲の姿が印象的だったのではないでしょうか。
番組は見逃し配信もあるので、見ていない人はぜひ見てみてくださいね。
https://tver.jp/corner/f0041161
(文:かんだがわのぞみ)